漢方小説 (集英社文庫 な 45-1) | |
中島 たい子 | |
集英社 |
天気 遅~く起きた日曜の昼は雪じゃなかった
中島たい子 著 : 漢方小説
を、読みました。
みのりは31歳の脚本家。ある晩ひどい胃痛を伴った身体痙攣で
救急搬送されますが、その後病院で出された診断は“異常なし!”
数件の病院をはしごしても、その診断は変わりません。
そんなとき、ふと思い出した漢方クリニック。
喘息がひどかった高校生まで、治療をうけていた診療所です。
西洋医療の先進的な診療の対極にある、
どこか神秘的な、東洋医療の世界と妙齢な女性の心理を描く物語。
主人公がひどい痙攣をおこした原因は、
以前付き合っていた男性に、結婚を報告された事のようでした。
「この人はずっと自分を好きでいてくれて、キープ出来るだろう。」という感じで
主人公は勝手に思っていたんですが、
そんな虫のいい話はなく、現実はシビアです。
きっと強烈なストレスがこんな病状を引き起こしたのでしょう。
ストレスって、健康の大敵!!
でも、日々生きていたらストレスフリーなんて絶対無理~。
毎日なにかしらの嫌なことや、困難やそんなマイナスな出来事は起こるはず。
フリーには出来ない世の中だけど、考え方一つで
ストレスを面白おかしくとらえたり、軽減したりはできるはず!
ストレスを制する者は病気を制する??とも言えるのかもしれません。
特別健康志向ではないけれど、人生楽しいほうが言いに決まってる。
面白おかしく、病気知らずで生きてやるっ~!