https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1106592/
2024年(令和6年)としては恐らく最後の投稿になるかな。
カンボジアのロイヤル鉄道はこの11月頃、JR北海道から購入した中古のキハ183系を営業用に投入。首都プノンペンを拠点にディーゼル特急として運用されていますね。車体カラーの青い塗装デザインもJR北海道での廃車時とは殆ど変わっていないようだ。
日本では特急“オホーツク”“北斗”等で使われていました。今回は11両が新天地にて再デビュー。
あのアンコールワット遺跡でも名高いカンボジアもそうだし、東南アジア諸国の在来線は殆どが単線非電化であり、軌間は1000ミリ。メーター軌とも呼ばれています。
但し、インドネシアやフィリピンだけは例外的に1067ミリ軌間ですね。インドネシアの電化区間は直流1500ボルト通電です。香港島・ビクトリア市内の古い二階建て路面電車も1067ミリ軌間らしいが。
メーター軌ならば僅か67ミリ狭くなるだけなので、恐らく台車の改造もごく簡単で済むのかしら?? しかし、昔の近鉄電車の狭軌対応化(標準軌化後の名古屋線から旧養老線や旧伊賀線への転用事例は結構、多かった)よりは遥かに簡単な筈だ。
またエンジンやモーターも、それほど大規模な改造の必要もなし??
カンボジアが日本の鉄道事業者から中古車両を購入するのは初めてだそうな。
因みに、名鉄では過去にはミャンマー国鉄にキハ30形、マレーシア国鉄には8500系が最終的に譲渡されていますね。JR東海でもキハ40系やキハ11形が過去にはミャンマー国鉄に貰われています。
駆動用のエンジンや制御機器、台車の品質の良さが好評とか。
まあ、車体幅が2730〜2950ミリもあれば、国際標準軌(1435ミリ軌間)用に改造も十分に可能な筈だが。うん。
なお、インドネシアでは今は中古鉄道車両の輸入は原則禁止になったとか。さては、これからは、あのE235系のような純新車を総合車両製作所等日本国内のメーカーで造って貰うつもりなのかな?(微笑)
ミャンマー国鉄では、既に日本製の真新しい電気式ディーゼルカーもデビューしているそうな。
取り急ぎ報告まで。