銀河夢急行

公共交通の話題を中心に、幅広く取り上げます。
都合により無予告で投稿を休止することもありますが、宜しくお願い致します。

東南アジア諸国では日本からの中古鉄道車両がモテモテ!? カンボジアのロイヤル鉄道に元キハ183系がデビュー。

2024年12月31日 15時01分32秒 | 鉄軌道
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1106592/
2024年(令和6年)としては恐らく最後の投稿になるかな。
カンボジアのロイヤル鉄道はこの11月頃、JR北海道から購入した中古のキハ183系を営業用に投入。首都プノンペンを拠点にディーゼル特急として運用されていますね。車体カラーの青い塗装デザインもJR北海道での廃車時とは殆ど変わっていないようだ。
日本では特急“オホーツク”“北斗”等で使われていました。今回は11両が新天地にて再デビュー。
あのアンコールワット遺跡でも名高いカンボジアもそうだし、東南アジア諸国の在来線は殆どが単線非電化であり、軌間は1000ミリ。メーター軌とも呼ばれています。
但し、インドネシアやフィリピンだけは例外的に1067ミリ軌間ですね。インドネシアの電化区間は直流1500ボルト通電です。香港島・ビクトリア市内の古い二階建て路面電車も1067ミリ軌間らしいが。
メーター軌ならば僅か67ミリ狭くなるだけなので、恐らく台車の改造もごく簡単で済むのかしら?? しかし、昔の近鉄電車の狭軌対応化(標準軌化後の名古屋線から旧養老線や旧伊賀線への転用事例は結構、多かった)よりは遥かに簡単な筈だ。
またエンジンやモーターも、それほど大規模な改造の必要もなし??
カンボジアが日本の鉄道事業者から中古車両を購入するのは初めてだそうな。
因みに、名鉄では過去にはミャンマー国鉄にキハ30形、マレーシア国鉄には8500系が最終的に譲渡されていますね。JR東海でもキハ40系やキハ11形が過去にはミャンマー国鉄に貰われています。
駆動用のエンジンや制御機器、台車の品質の良さが好評とか。
まあ、車体幅が2730〜2950ミリもあれば、国際標準軌(1435ミリ軌間)用に改造も十分に可能な筈だが。うん。
なお、インドネシアでは今は中古鉄道車両の輸入は原則禁止になったとか。さては、これからは、あのE235系のような純新車を総合車両製作所等日本国内のメーカーで造って貰うつもりなのかな?(微笑)
ミャンマー国鉄では、既に日本製の真新しい電気式ディーゼルカーもデビューしているそうな。
取り急ぎ報告まで。

波乱含みだった令和6年こと2024年を送る。年末のご挨拶。

2024年12月31日 13時24分00秒 | 管理人室
この大晦日まで国内外で波乱含みだった2024年こと令和6年も間もなく暮れようとしています。
本ブログ上でもコメント欄で激しい意見の対立とか逆に賛同など多々ありましたが、大きな“炎上”は特になくて、何とか新年を安心して迎えられそうです。
この年末には“ヒートショック”とか“バードストライク”が特にクローズアップされた言葉ですね。うん。
何とか越年出来そうな、この大晦日。良心的な皆さんのご声援の賜物だと思います。
誠にありがとうございました。また、いろいろとお世話になりました。
さて新年もまたまた波乱に満ちた一年にはなりそう。
鉄軌道界においても特に地方中小私鉄数社での純新車デビューとか不採算なローカル線の存否明確化、昭和後期以来親しまれてきた在来車両の新型への世代交代がさらに急テンポで進みそう。JR東海では211、213、311系が全面的に姿を消しそうだ。名鉄でも6000系初期型に代わり、9520番代等が年明け早々にも就役の見込みです。
さらに、それ以外でも国際情勢の変化や参院議員選、二度目の大阪万博開催等など予想される内容は挙げてみればキリがないほどですね。
まあ、どうにか私自身の体調も徐々に安定な方向に向かいつつありますが、なにぶんにも68歳と高齢化しかかっていることもあり、今後とも気を付けるに越したことはありません。
さて皆さんにとって、どんな一年でしたか?
私自身は、甥の一人が今春に38歳の若さで他界するなど半ば喪中なためもあり、今季ばつかりは謹賀新年とは必ずしも言えない状況です。申し訳ありません。
それでは皆さん、良い新年を。
(ブログ“銀河夢急行”管理人・銀河FXR)



JR貨物、EF64(1000番代)の全検サポートを打ち切り。

2024年12月31日 10時54分11秒 | 鉄軌道
JR貨物はこのほど、愛知機関区所属のEF64-1046の全面的な定期検査を大宮工場内で行いました。
車体カラーは国鉄時代の原色に塗り戻された模様です。
EF64も、この1046号機をもって、メンテナンスは打ち切りに。遅くとも向こう6年以内にはJR貨物からは形式消滅になります。
既に中央西線での仕業も大半が高崎機関区配属中のEH200に順次、バトンを渡しており、残りは伯備線・岡山〜倉敷〜新見〜伯耆大山だけに。こちらにも、そろそろEF210(通称・桃太郎。300番代かな?)が入りそうで、今後の動向は要注意の段階に。
昨年秋頃の夜間には実際、EF210-148が単機ながらも自力で伯耆大山駅まで姿を見せていますね。
取り急ぎ報告まで。
画像はやや古いものですが、愛知機関区にて憩うEF64(1000番代)たちです。
JR東海道本線・稲沢駅の上り線ホームから撮影。

北陸鉄道石川線、2026年4月からは“みなし上下経営分離方式”に移行。

2024年12月31日 09時30分00秒 | 鉄軌道
北陸鉄道はこのほど、国交省から、みなし上下経営分離方式の石川線(野町〜鶴来)への適用が認められたと表明しました。これにより、来る2026年4月1日から取り敢えず向こう15年間は恐らくは浅野川線ともども、この形態で運営されることになりそうだ。
一時は両線とも経営悪化で廃止さえ懸念されましたが、沿線自治体の賛同も受けられて一転、今後も存続することに。
石川線については電車も純新車に更新。浅野川線に続いて、近代的なVVVF車が入ることになります。
また重軌条化や老朽化著しい変電所も更新されることになろう。
しかしながら、浅野川線が直流1500ボルトに昇圧されたにもかかわらず、石川線は未だに同600ボルトのまま。
計画通りに列車増発をするならば、併用軌道区間も特にないことだし、やはり同1500ボルトにまずは昇圧すべきではなかろうか?
取り急ぎ報告まで。
かつては山中線もあり、大勢の湯治客を運んでいたとみられる北陸鉄道。金沢市内線等もそうだが、もっと大切にしてあげられなかったものだろうか? その点だけは悔やまれてならないね。うん。