抹茶コーチのFOOTBALLあそびLIFE

サッカー・メンタルコーチとして「教えない指導」を実践中!毎日の試行錯誤をお届けします。

水を注ぐより、器を大きく

2023年11月03日 20時01分00秒 | 遊びがモノをいう
こんにちは
抹茶コーチこと遊びの伝道師、永田です。

涼しくなりだして
体験の子も増えています。
みんな仲間になってくれるといいな〜

今年度入会した子たちも
半年たって
とっても成長してきました。

そんな子ども達の成長を
「スポンジのように吸収する」
なんて表現しますよね?

子ども達は
まだまだ余白がいっぱいなので
新しい事もどんどん吸収していきます。

でも実は
ここに
大人にとっての
危険な落とし穴があるんです!

小さな子は
教えたらすぐに吸収する事が多く
すぐに吸収していくから
大人が楽しくなって…

次から次へと
教え込んでいくと
いつの間にか
スポンジから水が溢れ出てきます。

そりゃそうです。
スポンジの大きさはそれぞれ

スポンジが小さかったら
吸収する水は少ない

スポンジが大きかったら
吸収する水は多い

これ簡単な理屈

でも
大抵の大人がやってます。

特に指導者の方には多いのでは?

自分はそうじゃないよ
ちょうど良く水を与えているよ

って方

本当にそうでしょうか?


私も
そうならないように意識しています。


まずは
スポンジを大きくしよう

(コップと水でもいいですよ)

水が入る器を大きくしたら
入る水も多くなる

だから
入れ過ぎない!
与え過ぎない!


私が良くやるのは
あえて水をあげない

ちょっと乾いた状態にしておく

すると
あまりにも渇き過ぎと気づいたら
自分から水を求めるようになる!

自らオアシスを見つける旅に出る!!

器を大きくせずに
水の与え過ぎは
成長も少ないし
主体性も育たない

こんな例があります。
高学年のスクール生に
とても足の速い子がいます。

まだ入会して2〜3ヶ月ですが
全員ぶっちぎれる程です。

そんな彼は
ゴールキックの時は
そのスピード活かして
全力疾走で相手のうらのスペース狙います

その時
全力疾走なんで
キッカーを見ていません。ww

なので私は
「速いな〜、でもそれだとボールがいつ来るかわからないな?どうする?」
と声掛けます。

まだまだなかなか理解出来ませんが
彼なりに工夫をします。
でも早くゴール前に行きたいので
常に全力です。

私も言うのはここまでにしています。

全力疾走を繰り返して欲しいからです。

小学生のこの時期は
瞬発力が伸びる時期

100%を繰り返すことで
100%が上昇していきます。
もっともっとスピードアップしてほしい

これをよくある光景で
「こうやって身体の向きをこうして
ちょっと外に膨らみながら
走ればボール見えるだろ」

なんて教え込みすると

明らかに
スピード落ちます

気にする事が増えるから

このやり方で上手くいかなければ
自分でやり方変えるでしょ

スピード落とさず
ボールを見るにはどうしたらいいんだろう?
そんなこと考えてたら
今まで誰も思いつかないやり方で
相手の裏取りするかもしれない。


そう
だから
小さな器に
教え込んで
たくさんの水割り注ぐよりも

まずは
器を大きくして
大きくなった器に
水をゆっくり注いていく

子ども達には
大きな器を持ってほしい

そのうち自分で水を見つけて
栄養たっぷりの水を
自分で注いでいく
そんな人間になるといいな


教え込まずに
子どもの器を大きくする

サッカーあそびスクールの様子は
YouTubeをご覧ください


コメント
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