抹茶コーチのFOOTBALLあそびLIFE

サッカー・メンタルコーチとして「教えない指導」を実践中!毎日の試行錯誤をお届けします。

勝ってほしいから休ませる

2022年08月03日 15時36分00秒 | 遊びがモノをいう
どうも抹茶コーチこと遊びの伝道師、永田です。

連日の猛暑日で身体も疲れますよね。

疲れるのは、みんな同じ
大人だって、子どもだって

先日、運営のお手伝いした磐田U-12国際サッカー大会で残念な光景を目の当たりにした。

そしてそれを指摘して、やめさせられなかった自分が本当にイヤになった。


その日は、大会2日目。
予選4チームリーグ3試合を2日間で、
その順位でトップ、セカンドに分かれ
4チームリーグ3試合を2日間で戦うレギュレーション。

予選リーグが終了し、順位が確定
2日目終了で本部やベンチを撤収した。

私の担当したグラウンドでは、サポートの高校生がテキパキ動いてくれて、スムーズな撤収でした。

しかし、となりのグラウンドでは、まだピッチ内で試合が行われていた。

なんと試合後にトレーニングマッチをしていたのだ。

県トレセンとJ下部チームだ。

この大会、試合は1日2試合だが、
夏の大会ということで
午前中に9:00、10:00
そして夕方16:00、17:00
と暑い時間帯を避けた日程になっている。
試合間隔も5時間程空いている。

とはいえ、35度近くの気温の中、
優秀な選手同志の真剣勝負を戦って
その後にトレーニングマッチを戦う余裕があるのか?
あるとしたら、全力を出し切っていないということだ。

次の日の朝には、また試合が予定されている。

すぐに帰って
しっかり食事して
休んで疲労回復に努めるということが必要だ。

そんなことも知らないのだろうか?

子どもは疲れないとでも思ってるのだろうか?

確かに子どもは乳酸も溜まりにくく、疲れの回復も大人よりも早いことは言われています。

それでも、12歳は身体が大人に近づいている年代。
中には、早熟で、すっかり大人のような体つきのの子もいるだろう。

4日間、合宿生活なんだろうから
もっとその部分は大人が注意を払う必要がある。

おそらく、人数も多く、試合出場時間が短いからという言い訳もあるだろう。

人数が多いのは、
この暑さには最大のメリットである。

上手に交代していけば
フレッシュな選手がどんどん活躍してくれることだろう。

まだまだ、たくさんやれば上手くなる
みたいな考えは無くならないのだな。

せっかくレベルの高い子ども達が集まった大会なのだから、指導者のレベルも高くないといけない。

しばらくこの光景を見ていて
自分も頭の中では、
こんなのやってたらダメでしょ!
って思っていても
口に出せなかった…

これも言い訳はいくらでも出てくる
周りを見渡しても
年上の方もたくさんいたし
自分が担当していたコートではないし

ここで自分が言えなかったのも
この地域の弱さなんだな。
言える雰囲気ではなかった。

それでも言うべきだったと今も思う。
自分の弱さに腹が立つ。

なので、今更ながら書かせてもらった。

子ども達にトレマッチさせた人達も悪気はないだろう。

だけど、もっと真剣に子ども達の成長を考えてほしい。
本当にそのトレマッチは子ども達の成長に必要だったか?

疲労は目に見えない
そんな目に見えない部分を
見ようとするのがコーチの役目だ。

見えない部分を
どうしたら見ることが
感じることができるのか?

常に子ども達の成長に良いことはなんなのか?
考えながら関わっている。

以前、この大会で監督として優勝させてもらったことがある。
とても素晴らしい選手達だった。
終わった後に、帯同コーチに
「全く怒らなかった」
「逃げてもいいよって言ったのは信じられない」
と言われた。
2018年この大会は、プレーヤーズファーストが本当にうまくいった例である。
今、高校生となった彼らも成長しているようだ。


私は遊びを重視している。
そして負けず嫌いだ。
小さい時は負けるとすぐ泣いた。
5歳上の兄に負けても、すぐ泣いた。
勝ちたいから。

遊びには、楽しむことも含まれるが
本当の狙いは「勝つ」ためだ。

勝ちたいから怒らないし
逃げるとこも許す。
勝ちたいから休ませる。
いや、勝ってほしいから休ませる。
選手が気持ち良くプレーできるように。

勝ってほしいから、子ども達の様子を伺う。
勝ってほしいから、雰囲気良くなるようにちょっとふざけたことを言う。

勝ってほしいから、遊ぶ。


結局
勝ち負けの結果は、
自分ではコントロールできない

自分ができるのは、
勝つために策を講じること。

その策が、
遊びをいれて
選手達がのびのび出来ること

それも全て勝つために。


遊ぶが勝ち。



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