フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
一緒に楽しんでくださると嬉しいです

恩師 増永弘昭 6

2006年06月03日 | 恩師 増永弘昭先生
私は増永先生と15年間の師弟関係だったのですが
振り返ると最初の3年位はともかく音。音。音。

モーツァルトのアンダンテは3年おきくらいで3度
ビゼーのメヌエットも3度は教えて頂きました。

何年かあけて同じ曲のレッスンを受けると
我身の演奏能力の変化がよく分かります。
以前に教わったことを吸収して身についていれば、
次の段階のレッスンが待っていました。
ですから、アンダンテもメヌエットも3度めの
レッスンの時はうれしかった。
違う次元に足を踏み入れるような感覚でした。 

近現代のややこしやーな作品ではなく、
上記の様なスタンダードな名曲を持っていくと
先生は「あぁ」と一言。

全てを見渡し、均整を取り完全な形に作り上げて行く。
シュミッツの教えをそのままに伝えて
くださったと深く感謝しております。


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