テオバルト・ベームは
優秀な演奏家で作曲家で楽器製作家でもありました
私はどうもこのヒトにいつも特別な興味を持っています
(↑1998/12/3 ライプチヒの楽器博物館表札)
初めてのドイツ旅行で「なんだこりゃ?」と
わくわくと心躍るヘンテコな多数のフルートと出会い
楽器のメカニズムの発展とその時代に作られる作品との関連に
ドキドキしたことがありました
写真↑は表札です。
まだライプチヒは東ドイツ時代の殺伐とした雰囲気で
観光地の顔はなく街全体がくすみ、重々しかったです
街の中でカメラを取り出すことがはばかられる雰囲気でした
で、 1832年あたりでベームはベームシステムを完成したのですが
このフルートのシステムが世間に浸透するまでには
やはり。というだけの時間がかかっているんですね。
製作の方々はそれぞれにプライドを持ってやってますもんね。
というわけで下の写真は今と違うシステムのフルート
(入間校舎で見られます)
ベームのシステムが完成しても他の制作者達は自分のシステムを採用
しかもベームシステムをいち早く採用したのはフランスの音楽界でしたので
お国ドイツよりも先にフランス近代の作品が飛躍的に発展して行きます
こちらはベームシステムで、リングキーのものですね
(入間校舎で見られます)
今ではエチュードで名を残しているフルート奏者フュルステナウは、
ウェーバーと仲が良かったのですが、
その頃どんな楽器を使っていたのかな?と考えたりしています
「歴史が見えて面白いですねぇ」と言ったら
恩師増永が笑って、『それは年を取った証拠です』
言われたこと、ありましたっけー。。。
この秋は1998年以来のワクワク感を
武蔵野音楽大学入間校舎にある楽器博物館で
味わっていたのでありました
とっても楽しかったでーす
ゆっくり会いましょうね~。
ちなみに。
ライプチヒの博物館はもっと変なのがいっぱいあったのよー。
gis keyが複数ある様なものとかね。
関東にいらしていたの?
教えてくだされば、このころは大仕事を終えて
ほっとしていたときなので、お顔を拝みにくらい
でかけたのに~~~
母校の楽器博物館は機会あるごとに
こそこそとのぞきに行って、ひとりドキドキ
楽しんだのを思い出します・・・