I LOVE HARLEY! の独り言




映画から帰宅して時間があったので、折れたステーの修理のため、オイルタンクを外しました。(修理といってもスティーズのOGATA君にお願いするのですが。)
最初は乗って行って見てもらうつもりでしたが、エンジンをかけた時あまりにもオイルタンクが振動するので、外して持って行くことにしました。
外す時に気づいて驚きました。
なんと、タンク後ろ上部を留めている2本のネジのうち1本が抜けており、バッテリーを格納してオイルが満タンのタンクをM5のネジ1本で吊っていたのです。
そんな状態で、函館から走ってきたと思ったら背筋に冷たいものが走ります。

外したオイルタンクです。
ステーがバッキリ折れてます。
後ろの水平方向のタブの両端に開けられている丸穴がねじ穴ですが、このうちの一つしかネジ留めされていませんでした。
そこ一ヶ所でこのオイルタンクを押さえていたことになります。
恐ろしいことです。

オイルタンクを外すと、ご覧のようにスカスカで、清掃するにも便利です。
しかし、オイルを抜いたりと面倒なので、こんな時でもないとオイルタンクを外すことはありません。
不具合を見つける意味でも、たまにこうして、チェック・アンド・クリーンが必要ですね。

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本日、「トウキョウソナタ」を鑑賞してきました。
現代日本の社会問題、家族問題を凝縮したような作品でした。
父親のリストラにより、家族関係が崩壊していきます。
崩壊していくというより、すでにその状態にあったものが顕在化していくといった方が正しいかも知れません。
それぞれに秘密を持った家族が奏でるのは、不協和音でしかありません。
それでも、家族生活という演奏は続けていかなくてはなりません、何事もなかったように。

父親と息子達の関係、いや、家族関係全体が、昔の自分を見ているようで何か辛いものを感じました。
懸命に家族のことを考えているつもりでも、ただの独りよがりで、すべてが空回りしているような、何ひとつ最愛の家族に自分の思いが伝わらないようなもどかしさ。
家族のことは何でも知っているつもりでも、何ひとつ知らなかったとに気づいた時の悔しさ。
そんな思いをしたことが何度もありました。

そんな訳で、一見ハチャメチャなストーリー展開ですが、私は妙にリアリティーを感じました。
コメディータッチの作品ですが、手放しの笑いではなく、時に共感したり笑えなかったり、シニカルな笑いだったり。
私のような年代、生き方をしてきた人間にとっては、面白いというより、ちょっと身につまされるような作品でした。

良い作品で、鑑賞して良かったです。

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