子供茶道のお稽古のお菓子。
芸が細かい!
私も独身時代にお茶を嗜んでおりましたが、すっかり忘却のサチコ
帛紗さばきもおぼつかない有様。
でも、季節を感じながら、和の空間で、お茶とお菓子を食べるのはいいものです。
時間の無駄遣い、いや贅沢使い。
お茶は「無駄」こそ大事という精神。
無くても良いもの、しなくて良いことにどれだけの時間と手間を費やすか。
費やした手間と時間が、おもてなし。
そして、その手間暇を決してひけらかさない!!
言いたくなるよね~、知ってほしいよね~。
だから、お客は、その手間に気づく努力をすることがお礼となる。
生けてある花束の中の、珍しい1本に気づく。
「花、綺麗ですね」
だけではダメですよ~
花の名前が分からなければ、
「この白い花は何という花ですか?」
と聞く。
季節感のある道具に気づく。
着物や帯の柄、お茶碗の柄、
ちょっとしたところに気づいて
「良いですね」と言う。
そこから話が広がることも多々あるのです。
お客様も気が抜けないし、知識が必要。
相手の心の読み合い。
しょーもな!と言ってしまえばそれまで。
気づいてほしいなら言うてよ、も禁句。
言葉にしなきゃ分からないなんて、茶の道にはありません。
静寂の中にある雄弁をいかに聞きとるか、なのです。
静寂は静寂にあらず。
令和の時代に受け入れられるかな~。