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熟年離婚

2007年11月15日 | TV(ドラマ)
朝に再放送をやってたのを録画してました。

なかなか興味深い。

「男は外で働き、女は家で家庭を守る」

が成立してる、傍目には「円満家族」

男は定年を迎えて、今まで人生を注いできた仕事にもそれなりに達成感を感じ、

これからは家族を大事にしようと思っていた退職日。

退職後は、妻と海外旅行して過ごそうと考え、英会話スクールのパンフレットと、

妻への感謝の印の指輪のプレゼントを携えての帰宅。

その晩餐の場で、妻より離婚を切り出される。

男は思う。

なぜ?自分が何をした?3人の子供を養い、家を建て、何不自由ない生活を与え、

退職後も家でゴロゴロすることのないように考えていたし、

妻のことも考えて英会話や指輪も・・・・なのに何が不満なんだ?

妻は

「誰がそんなことを頼んだの?」
「あなたはそうすることで自分に酔ってるだけ。あなたは自分が一番大事なのよ」
「私も今日で主婦を卒業します!!」

以後、毎日家で右往左往することになる60歳の日本男児。

随分極端な設定だけど、・・・団塊世代にはあり得る話なのかな。

 「仕事優先で、家庭を顧みない」
 「相談しても生返事で相談にならない」
 「家事に感謝の言葉ひとつなく、当たり前だと思っている」

というのが妻の不満事項のようだ。


ケン様は、「今日は何かあった?」といつも気にしてくれる。

感謝もしてくれるし、労ってもくれる。

家事も手伝ってくれるし、ゴミ捨てや掃除もしてくれる。

・・・・・・・・何気にすげーな(゜д゜ノ;)ノ

でも、果たしてケン様が特別なのだろうか?という疑問も沸く。

今の20代30代男子で、女性を家政婦扱いしてる人なんているかしら?

周囲のどの夫婦(カップル)を見ても、男性はとても優しく協力的だ。

しかし、母世代を見ると、家事とはほど遠い無骨な男性ばかり。

やはり、時代はすさまじく変化しているらしい。

男性同様、女性も変化してます。

熟年離婚は、女性だけが変化し、男性が変化しないから起こるのかもしれせん。

また、両者が変化しないとすれば、「男は仕事、女は家庭」の図式が、

定年後、「男は・・?、女は家庭」となり、男性のすべきことが無くなるところが、

何とも切ない。

女性には、「今までお金を運んでくれてたから、黙って家事をやってきた」

「お金を食うだけの、プライド高いおやじに毎日こき使われるのはまっぴら御免」

なんてことが脳裏をよぎるのも悲しいけど・・・うなずける。

老後を迎えてから考えたのでは、遅い。

いかに老後を迎えるかは、自分の生き様の集大成かもしれない。

ババーンと家を建ててローンでキュウキュウになり、老後の蓄えが無いのも悲しいし、

退職金がっぽり貰ったけど、家族はバラバラでも寂しい。

家族もお金もあるけど、何をすれば良いのか分からないというのも寂しい。

充実した老後を迎えるのはいくつものハードルがある模様。



このドラマは、晩年になって変わるのは難しい。

でも、変わろうと思えば変われる。

渡哲也も変わってた。

周囲がチヤホヤしてたら、変わる気にはならない。

改革には痛みを伴うのは何事も同じのようだ。

苦しんで初めて成長する。

渡哲也も、苦しんで悩んでプライドもズタズタになって、成長してた。

成長に年齢は関係ない。

そんなドラマでした。

かぇるも、当たり前だと思わず、ケン様に感謝もしなきゃね!!

感謝の気持ちと、謙虚さと、誠実さと、いたわりと、計画性と、健康管理、

いやぁ・・・小さなことからコツコツと!!
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