カラスといちごとクロッカスと

身の回りの鳥や小動物、庭の花や畑の野菜など、日々日々、季節季節の情報を、
個人の目をとおしてお届けします。

秋咲きクロッカス、わたしのアイコン

2022年09月02日 09時20分15秒 | イヌサフラン科
2019.10.4撮影

この花は、わたし(flowerconnection)が、わたしのブログ・アカウントのアイコンに使っている花です。わたしのブログ・アカウント名は、「カラスといちごとクロッカスと」。そのアカウント名の「クロッカス」に当たります。正確には、この花はクロッカスではないんですが、それは後ほど説明いたします。

今年7月末に、goo blog 運営から
> 長期間ご利用のないブログの編集機能停止を実施させていただきます。
とお知らせが届き、

え? わたし、ブログ・アカウント、持ってる? へ? と覗いてみると、なんと、開設から「5千何とか日」も経っているとのこと。概算してみると(計算が間違っているかもしれませんが)、開設したのは2008年の10月ころのようです。そんなに前に開設したというのはスゴい、と感心しましたが、5,000+日も放っておくわたしもスゴいもんだ、と寒心しました。なお、今日は、「ブログ開設から5077日」だそうです。

「身の回りの鳥や小動物、庭の花や畑の野菜など」について書くために、アカウント名を「カラスといちごとクロッカスと」としていたらしいので、最初の記事はカラスさんにご登場いただきました。


今日は、ブログ・エントリーを書き始めてから1ヶ月目で、また、この「クロッカス」のツボミがちょうど庭に出てきたので、今日はこの「クロッカス」について書こうと思います。

うちには、この「クロッカス」が2種あります。一重のと八重のと。一重の方が先に出て、それが終わりかけると、八重の方が出てきます。

次の画像は、一重のものです。普通の春咲きのクロッカスにそっくりです。咲いた一重の花の向こう側に、八重の花の花芽(白っぽいツンツンしたもの)が出てきています。

2021.09.08撮影(一重)

次は、八重の花です。八重の花は、花の重さで倒れやすく、下の画像左側には、すでにその兆候が現れています。倒れてしまうと、摘み取って、生花とします。冒頭の画像(わたしのアカウントのアイコン)は、花が倒れたのを家の中に持ち込んで、白い板の上に置いて、フラッシュをたいて撮ったものです。

2021.09.22撮影(八重)

「クロッカス」は「サフラン」とも呼ばれます。ホンモノもニセモノも。

でも、属名で見ると、はっきりしています。
・ホンモノは、クロッカス属 Crocus
・ニセモノは、イヌサフラン属 Colchicum

そのうち、クロッカス属が、便宜的に次のふたつに分けられます。
・・ハナサフラン(クロッカス属 Crocus
・・サフラン(Crocus sativus

そして、ニセクロッカスが、イヌサフラン属 Colchicum
・・イヌサフラン(Colchicum autumnale

なんでここまでややこしく命名するのでしょう??

ハナサフランは、クロッカス属 Crocus のうち主に観賞用に栽培されるもので、これが一般にクロッカスと呼ばれるものです。サフランは、クロッカス属 Crocus のうち Crocus sativus のことで、メシベを香辛料に取るために栽培されます。花自体、美しいです。今日の主役のニセクロッカスは、イヌサフラン属のイヌサフラン(Colchicum autumnale)で、秋咲きです。英語では Autumn crocus「秋のクロッカス」と呼ばれます。

イヌサフランは、まず、春に、葉っぱを出します。30センチほどの、やや幅広の、光沢のある葉です。次のリンク先の中程でお確かめください。

Autumn Crocus, Colchicum spp.(英文+画像)

次に、他の植物がどんどん緑を増す中、イヌサフランの葉は茶色くなって、かなり見た目にはよろしくない姿になります。それも上のリンク先でお確かめください。茶色い葉っぱは、わたしは、しっかりと枯れてしまったのを見届けてから、切って取り除きます。

そして、夏の間、土の上から消えてしまいます。全く、姿、なし。

夏の終わりになると、次のような花芽が、土から直に出てきます。

2014.08.25撮影(一重)

そして、花の咲く部分と花を支える部分の区別ができるようになります。

2022.08.30撮影(一重)

以下の画像には、八重の、花芽が土から出てきて、花をほころばせかけた段階までが、写っています。

2021.09.16撮影

ところで、イヌサフランには猛毒があります(他のイヌサフラン属の種にも?)。それで、「イヌ」と名づけられたのでしょうか。以下の厚生労働省の記事をご覧ください。イヌサフランは、鑑賞するだけで、取り扱いには気をつけましょう。

自然毒のリスクプロファイル

イヌサフランは、春に葉が出、それが枯れて、秋に花が咲きます。これを、わたしは、「花より先に葉が出る」と捉えるのですが、

上の厚生労働省の記事には、
> 葉は開花後に出る
と書いてあります。また、イヌサフランについての日本語版Wikipediaの記事にも、
> 葉は開花後に出てくる
と書いてあります。

これは、捉え方の違いでしょうか。捉え方の違いなら、何が基準でしょうか。球根の発達段階?


下の画像は、群生している一重の花が、大きく開く前の様子。

2012.09.11撮影


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