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瑠璃色の花を、サラダにいかが?

2022年09月19日 08時47分33秒 | ムラサキ科
2012.05.16撮影

この画像は、わたし自身が撮影して、そして、気に入って、花の部分だけを切り取って、長い間、自分のデスクトップ・コンピュータの「壁紙」に使っていたものです。

このように青い色は、わたしは文句なしにきれいだ、と思うんです。前にご紹介したルリハコベ(瑠璃繁縷 Lysimachia monelli)なんかもそうです。


今日のこの青い花は、ムラサキ科(Boraginaceae)ルリジサ属(Borago)のルリジサ(瑠璃苣 Borago officinalis)です。ムラサキ科には、青い花のものが多いです。「ムラサキ(紫)」「ルリ(瑠璃)」と名称が青色ずくめですね。


和名の「ルリジサ」の「ジサ」は、「レタス」を意味する「ちさ」からきています。白い汁が出るので「乳草(ちちくさ)」、それが略され「ちさ」、「ちさ」が「るり」に後続し「(るり)ぢさ」、仮名遣い改め「るりじさ」、植物名なのでカタカナにして「ルリジサ」、ということです。なお、レタス(Lactuca sativa)の和名は、「ちさ」から来るチシャです。


次のルリジサの画像では、花の色が2色見えます。ピンクのは、まだ開き切っていない若い花です。ツボミからのぞいている花びらもピンクです。花は、成熟するにつれて青くなります。また、ガクや花茎が毛におおわれているのもご覧ください。

2021.06.25撮影

ルリジサ(Borago officinalis)がハーブ(香草、薬草)であることは、学名にも反映されています。種小名の officinalis は、薬用や料理用として長らく使われてきた植物にだけ、つけられます。例えば、キンセンカ(金盞花 Calendula officinalis)。


次の画像でも、ピンクの花と青い花がが見えます。葉にも毛があるのが見えますでしょうか。ルリジサは、花以外、全草に毛がついているんです。でも、葉を食用にするとき、この毛は気になりません。若い葉を使うし、特に、小さく切ったり熱を通したりするので。

2022.09.09撮影

ルリジサの若い葉の利用の仕方
・サラダに入れる
・ドレッシングやソースに入れる
・ブーケ・ガルニの一部として使う
・他の青菜と同じように使う

ルリジサの花の利用の仕方
・サラダに散らす
・冷たい飲み物に入れる
・製氷皿に入れ水を注ぎ、そのまま凍らせて、凍ったものを飲み物に入れる
・ゼリーに入れる
・デザートの飾りに使う

それで、肝心な味なんですか、キュウリみたいなものです。でも、ちょっと一癖ありますから、好き嫌いが分かれるか、とは思います。ただ、花なら、食べずに、きれいな飾りとして目で楽しむだけにしておくこともできます。

2021.08.25撮影

上の画像は、雨の日にルリジサを上方から撮影したものです。こんな感じで花茎が傘のように広がります。これは、それぞれのツボミや花が太陽を受けようとしているからでしょうか。

ルリジサの花は、特徴的ですね。開けば、花びらが反り上がります。花の色がピンクから青に変わるのはすでに述べました。オシベとメシベの部分が濃い紫色です。花茎が赤く、花の色と対照的です。ガクも赤く、花を裏から見ると、花びらと交互に色が変わります。

きれいですね。瑠璃色の花を、サラダにいかが? 一年草ですが、タネで自由に増えてくれます。

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