三裕会は名取制度をやめて結構時間が経ちました
先代の嘉月(こうげつ)先生の時代には十数名の名取りさんが輩出され
唄の講師も4~5名 各教室に分かれて指導していました
現在では三裕会・三裕連合会(幸喜会は名取制度は残存)としても加盟している
一般財団法人 日本郷土民謡協会の公認資格を取得していただくことを
奨励しています
三裕会としても来年予定の公認資格試験に受験していただくための準備に入っています
さて公認資格を取ってどんな受益があるんでしょうか
という疑問はありませんか?
私が思うに…………
まず一般会員ではなく 一段レベルが上がったところで民謡道を追求して
いただくことになります
唄・三味線・尺八・お囃子・鳴り物・その他 民謡に関する知識・儀礼など
それは人としての一般常識も含めて(それぞれの方はもうすでに兼ね備えておられますが)
民謡・邦楽界という伝統芸能の世界での特殊知識を取り入れるための情報
受講のチャンス等を全関西郷土民謡協会や全大阪みんよう協会 各民謡界の先生方からの
情報などを適宜 会員の皆様 特に公認資格者には便宜を図り勉強していただく
機会を少しでも増やす努力をいたします
関西での民謡界はこの資格に案外疎く 名取や公認資格なしで民謡教室を主宰して
おられる方が多く見られるようですが 他地区では日本郷土民謡協会・日本民謡協会の
資格なしでは動きがとれないのが現実のようです
そして公認資格者はその所属する会の重鎮であることに間違いはなく
会の発展・継続に向けて努力していただくことが第一の目的であることは
言うまでもありません
是非みなさんも折角民謡というすばらしい芸事に出会った限りは
こういった資格に挑戦してください♫♬