イスラム教国におけるスンニ派とシーア派の対立構図や、イスラエル建国の宗教的意味、宗教観の考え方の違いなど、日本人にはとかく馴染みのない中東問題だが、その無理解がイスラム教国に対する”あらぬ恐怖心”と、”怖い国のイメージ”を増幅している。イランの宗教指導者ハメネイ氏のツイッターを拝見したことがあるが、急進的イメージとは裏腹に、自制心があり、非常に筋の通った意見を述べる人物である。イランという国は日本人が思っているような北朝鮮の類似国ではない。”両国ともに自制しろ”というだけでは問題は解決しないのである。歴史的背景、宗教観、対立のもとになる4次に渡る中東戦争、そうしたものを理解した上で周知し、理解を広げることが真の平和的解決に至る道である。
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