絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

瀬田貞二「かさじぞう」

2007年02月05日 09時53分42秒 | ボランティア
金曜日に小学校の朝読書時間に読み聞かせに行くので
本を選んでいたら、この本が目にはいって音読してみました。

ずいぶん前にでて、今も読みつがれている本ですね。
ほかにもいろいろな作家が出していると思いますが
雪深い地で年越しもままならぬ赤貧のおじいとおばあの感じが
この赤羽末吉の絵でよくでているような気がします。
厳しい寒さと貧しさが、墨絵のような世界に象徴されていて
でも読みすすめて行くと、老夫婦の心持にふっと暖かくなるような
そんな本ですね。
ここには何が書いてあるのか、なんて聞かずに
小さい頃に、静かに親子で読んでみたい本の一つです。