昔むかし、学生の旅行といえば『ユースホステル』を利用するのが
普通だった(リッチな人は別)。
いまじゃ不人気で、採算も取れなくなっているように聞く。
芭蕉で思い出したが、その昔自分は国文科だった。。。
大学4年の夏休み、奥の細道(横道じゃないよ)をたどって
なにやらクーポンみたいなのを使い
関東から東北は十和田湖まで行き、新潟を経由する旅行をした。
その際、山寺にも寄ったのだった。
松島や瑞巌寺、奥入瀬渓流、最上川など
やっぱり百聞は一見にしかずで
旅のおもしろさを発見したものだ。
日本は狭いというけれど
実際自分がどれだけの日本を知っているかといえば
全く限られた一部しか知らないのである。
この旅行ではさまざまな美しい景色を見ることができたが
なかでも強く印象に残ったのは象潟(きさがた)だ。
ここにはユースホステルはなく、海辺の民宿に泊まる。
夏の終わり、お客は私ひとりだった。
お盆前には海水浴客でいっぱいだったろう海辺は
閑散として、水平線に沈む夕日をひとりじめした。
夏の夕焼けは、白い雲がオレンジ色の光で彩られ
これ以上の美しい夕焼けはないだろうと思うほどだった。。。
この象潟は、鳥海山というこれまた富士山に似た形の
美しい山をうしろに背負っていて、その裾野に広がる
田んぼのところどころに小さな岩の塊のようなものがあり
昔この地帯が隆起したことがわかった。
(いまはどんなふうなのだろう?)
なぜこの地を訪れたかといえば
芭蕉が一句残していたからである。
象潟や 雨に西施(せいし)が ねぶの花
自分が行ったときはぴかぴかのお天気だったが
雨の鳥海山もまた美しいようだ。
普通だった(リッチな人は別)。
いまじゃ不人気で、採算も取れなくなっているように聞く。
芭蕉で思い出したが、その昔自分は国文科だった。。。
大学4年の夏休み、奥の細道(横道じゃないよ)をたどって
なにやらクーポンみたいなのを使い
関東から東北は十和田湖まで行き、新潟を経由する旅行をした。
その際、山寺にも寄ったのだった。
松島や瑞巌寺、奥入瀬渓流、最上川など
やっぱり百聞は一見にしかずで
旅のおもしろさを発見したものだ。
日本は狭いというけれど
実際自分がどれだけの日本を知っているかといえば
全く限られた一部しか知らないのである。
この旅行ではさまざまな美しい景色を見ることができたが
なかでも強く印象に残ったのは象潟(きさがた)だ。
ここにはユースホステルはなく、海辺の民宿に泊まる。
夏の終わり、お客は私ひとりだった。
お盆前には海水浴客でいっぱいだったろう海辺は
閑散として、水平線に沈む夕日をひとりじめした。
夏の夕焼けは、白い雲がオレンジ色の光で彩られ
これ以上の美しい夕焼けはないだろうと思うほどだった。。。
この象潟は、鳥海山というこれまた富士山に似た形の
美しい山をうしろに背負っていて、その裾野に広がる
田んぼのところどころに小さな岩の塊のようなものがあり
昔この地帯が隆起したことがわかった。
(いまはどんなふうなのだろう?)
なぜこの地を訪れたかといえば
芭蕉が一句残していたからである。
象潟や 雨に西施(せいし)が ねぶの花
自分が行ったときはぴかぴかのお天気だったが
雨の鳥海山もまた美しいようだ。