絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

「non pensare a me」邦題・愛のわかれ

2017年02月04日 14時04分06秒 | Weblog
イタリア語で歌う、のクラスでは
この「愛のわかれ」をやった。
徐々に感情が込み上げてくるさまを
メロディが教えてくれて、
イタリア語わからなくても好きになってしまう曲の一つ。

もちろん、日本語歌詞がある。
1967年の歌。
日本語はこんな感じ。

今はただ 私のことは構わずに 歩いて
あなたには あなたの道が待っている
涙なぞ 別れゆくふたりになんになるだろう
別れましょう あなたがそれを望むなら
たとえこのまま 遠く離れても
私にはいつも太陽がある
ラララララ〜

ふーむ、別れていくんだけど、
自分にはいつも太陽があるわ〜
って言っています。
強がりなのか、キッパリしてるのか、
悲しいのか、悲しくないのか、
日本語だけでははかりかねます。
メロディはどうですかね、、、
静かに始まりますが、
途中からだんだんと感情が込み上げてきます。
どんな感情なのか?
明るいのか、暗いのか、


原語の歌詞を
買ったばかりの電子辞書を駆使して
意訳ながら、、、
やってみました。。。
果たして、メロディと合致してるでしょうか???


わたしのことは気にしないで。
あなたはあなたの道を行って。
わたしのことは気にかけずに。

いずれにしろ
あなたとわたしの間にあったのは
ただのかりそめの恋に過ぎないの。

(そうは言っても)
たぶん わたしは泣くと思う。
でも とにかく 良くも悪くも、あなたは見るはず、
わたしが何とかやっていくのを。
たとえ再び
あなたがいた頃のような幸せにはなれなくても。

人生は続いていくのよ、
世界が止まることはない。
わたしのことは気にしないで。
太陽はいつもあなたと共にいて、
消えることなく照り続けるわ。

以上。

訳詞では、太陽は私と共にある、だけど
原語では、太陽はあなたと共にある、のです。
歌手は何を歌えば良いのか?

わたしのことはいいから
あなたは自分の選んだ道を行って、と言いつつ
あなたがいた頃のような幸せは再び来ない、ていい、
また、それでも世界が終わるわけではない、
別々の道を行く恋人に、太陽はいつもあなたを照らしている、と歌うのですね〜

強がり→悲しみ→別れゆく恋人へ贈る最後の愛情
て、とこでしょうか。
原語を自分で訳してみるのも、なかなか面白い。
ふーむ、そうだったのか、、、みたいに
妙に腑に落ちるんですな。

次回の歌の発表は「サンフランシスコの・・」

2017年02月04日 03時03分30秒 | Weblog
水曜日の練習日を欠席したから、
歌い方もわからないが、
次回の発表は「サンフランシスコの6枚の枯葉」。

教室で歌う歌は、生徒さんのリクエストに基づいているから、色んなのが出てくる。
サンライズサンセットやら、ある愛の詩やら、
小さな木の実やら、慕情とか。
この曲をリクエストしたのは私なのだが、、、

ムルージの原曲を聴いたら
きっと良さがわかってくれると思うけど、、、
そこまでリサーチしないからか、
訳詞がまずくてそう感じるのか、わからないけど
教室20年選手の方が「変な歌!」って、
ポソッと言われたのがとてもショックだった。

そうかな〜
確かに日本語では伝わらないものがある。
訳していない部分、創作になってる部分、etc、、

港町特有の慕情を掻き立てるサンフランシスコの街で、海の彼方の恋人を想う。
遠く旅して、またさらに旅は続く、
恋人と離れたままで、、、
せめて紅葉🍁の美しさに愛を込める、
1万km離れたパリにいる君に届け、と。。。

変な歌かな〜〜!?
傷ついたわ…!(◎_◎;)