絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

一絃琴の実際の音

2006年01月06日 14時01分04秒 | 一絃琴
CDとかPCの試聴ではなく、実際に生の音を
聞く機会というのは、あまり、というか
ほとんどないのではないでしょうか。

一絃琴は、一枚の板に過ぎず(板琴ともいう)
共鳴するのは琴台だけです。
ですから、三味線(三弦)や筝に比して
音が小さいですね。(弾き手でもまた違いますが)
糸のよりは琵琶の糸に近いと言われています。(絹です)
ですから、音色が琵琶と三味線の間?のような感じを
受けます。
また、演奏する場所によっても
びっくりするほど音色が違うときがあります。

海外の偏狭の地の民族楽器の本当の音色が
わたしたちにわからないように、
一絃琴も滅多に日の目を見ないので、
本当はどんな音色なのか認知されていなくて、
たまたま耳にした音(あるいはその演奏)を聞いて
ああ、そういうものなんだと思われてしまいそうで
ある意味、こわいですね。

わたしの親戚などは、演奏会にはきてくれますが
「なんでそんな辛気臭いもの習ってるの?」とか
「もっと華やかなの習えば?」とかって
言ってくれます。

こういっちゃなんですが
わたしの年代で(40代)で「若手」になって
しまうということが(つまり本物の若手が弾かない)
一絃琴が認知されない要因のひとつかも
しれません。

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