FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

リードクラス・アウトドアレッスン~12月~

2007-12-12 12:41:25 | クライミングレッスン報告
2日、リードクラスのアウトドアレッスン。

今日は聖人岩へ。

冬暖かいエリアなのだが、やはり日陰は寒い。

まず、ウォーミングアップで「痒い霜焼け」5.7。
一度トップロープでリハーサルの後全員リード。みんななかなか安定した登りだ。


次にすぐ隣の「梅ごのみ」10b。
私もオンサイトでトップロープを張りに行くが、なかなかテクニカル。
ホールドの多彩な使い方、確実な足さばき、身体の協調性。それがないと登れない。
人口壁クライマーの彼女たち。こういうルートはテクニックを身につけるべき現在にはもってこいの課題だ。

あゆみちゃんとユイちゃんは前の週に来てこれを触っているが、出来なかった箇所があるとかでこれを当面の目標ルートにしている。
みぽりんは所見。
私も覚えがあるのだが、岩場に行きだしたころはなかなか岩を見る目が出来ておらず、どこをどうすればよいのか皆目見当がつかない。
さすがのみぽりんも信用できないスタンスとムーヴの読めないホールドにちょっとやられ気味



降りてきて、「もうやりたくない。。。」
こういうルートをしっかり練習しておいてほしい私はどうにかもう一度チャレンジするよう説得。彼女も納得した。

一方、1回目のトライでムーヴのつながったあゆみちゃんとユイちゃん。
「今日、トップロープで落とせるかも!」とがぜんやる気だ。

2回目のトライ。
ユイちゃんもあゆみちゃんも良い登りを見せた。残念ながら、あともう少しだったけれど
あとは失敗した後、もう一度集中しなおして、冷静にムーヴの確認作業が出来るようなると良いかな。
でも、それって難しいよね。



お昼ごはんを食べて元気を取り戻したみぽりん。
2回目のトライをしっかりする気になったようだ。
良い集中力と持ち前の身体能力で完登
足の置き方やホールドの使い方が出来るようになってきた。

あゆみちゃんとユイちゃんはもう1回ずつトライするが、どうしても登らせてもらえない。
私たちもよくあることだが、「もらった」という想念がよぎるとどうも良くない。
メンタルな部分の占める割合の多いこのスポーツ。でも、良い勉強だね

2人は「梅ごのみ」にこだわりたいようだったが、場所を移して「ティータイム」5.8と「コーヒータイム」10b。
みぽりんは両方ともオンサイト。

そして最後に「おっとりマミちゃん」5.9。
これは人口壁のようにチョークがべったりでオブザベしやすいため、コンペ形式で。
みんな盛り上がった。



ユイちゃんが完登出来ずに2度トライ。2度目も疲れていたのか失敗してしまった。
みんな帰り支度を急ぐ中、みぽりんがずっと応援し続けた
降りてきて、彼女は泣いた。悔しいね、でもその涙が強くするよ、と声をかけたら黙って大きく頷いていた。