FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>pump2キッズのためのレベルアップレッスン

2008-11-05 23:25:15 | クライミングレッスン報告
11月1日(土)

午前中しん君、午後りんちゃん。
それぞれ一人ずつのレッスンだった。

先ず、近頃ちょっとしょげ気味のしん君。
小さな壁にぶち当たった上に、先週は元気の良いお姉さんたちに圧倒されてすっかり意気消沈

今日は一人なので少し丁寧に見てあげられる。
ボルダーのピンク課題。
横に重心を移動させるとき、しん君は押していくけり足の意識が弱いのでなかなか横に出ていけない。
それを重点的に指摘。
あとバルジ状の課題の処理。
やはり足位置が良くなかったのでそこをなおす。
さらに1年生の彼には遠い課題は適宜距離を修正。

この日は3つくらい課題が登れた

気持ちが上向くと体の動きも良くなる。
ルートもギャラリーの5.7をトップロープでオンサイトした。

またひとつ階段を登ったしん君だった

午後からはりんちゃん。
彼女はだいぶ前から「さるレベル」のボルダーをクリアしている。
トップロープクラスを終了するにはルートを登りこむ必要があるのだが、
いつもボルダーで時間を使ってしまってなかなかクリアできないでいる。

今日は一人なので、ルートを多めに。
ボルダーでアップし、彼女がやりたいテープ課題を数本登ってすぐにルートに移動。
10b/cをトップロープでオンサイト。
さらに10aをリードで。
だいぶリードが板について来て、安定して登るようになった。
足がロープに入ったりすることも、クリップを間違えることもなく、安心して見ていられるようになったので、
「リードクライミングが安全に楽しめる」という項目を合格にした

トップロープクラス卒業まであと一息、という感じになってきたね。


<レッスン日誌>リードクラスアウトドアレッスン・11月

2008-11-05 00:35:41 | クライミングレッスン報告
11月2日

リードクラスのメンバーの月1回のアウトドアレッスン。
今日の目的地は名栗の河又。

朝9時半、飯能駅でみぽりんとユイちゃん、そしてみぽりんママとユイちゃんお父さんをピックアップ
今日は現地は秋祭り。道路も結構混んでいて渋滞気味。岩場に上がったのは11時近くになってしまった

1本目は「いきのいい奴」にトップロープを張る。
10aなのだが、上部が急に悪くなる。
去年来たときはみんなこれには泣かされていた。

先ずはユイちゃん。1本目なので、上部の核心のところで無理をせずにひとまず降りる。
次にみぽりん。彼女は5月に来てびちょびちょの中、粘りに粘って登っている。
今日は岩の状態も最高。
核心で少し迷ったが、テンションせずに登ることが出来た。
ユイちゃんも再チャレンジし、テンションしながら終了点までたどり着くことが出来た


1本登ってお昼
子どもたち二人は泥んこ遊びに余念がない。


2本目は「ギザギザハート」10c。
かぶったカンテの処理が難しく、これもなかなかムズイ
順番はみぽりんから。

「意味不明~」「あ~、も~やだ」を連発しながらも何とか終了点まで到達した。

ユイちゃんも奮闘するが終了点を目前にしてリタイヤ
でも、去年は出だしでリタイヤだったんだから、進歩したよ。

↑カメラマンはみぽりん

・・・と、みぽりんが「もう1回やっていい?」と聞いてきた。
さっきあれほど悪態をついていたからもうやらないかと思っていたのだが。「おや」とちょっと嬉しい驚きだ。
2回目、集中力を発揮
これもノーテンションで登ることが出来た

↑カメラマンはユイちゃん

3本目は「大五郎」11a。
河又の名ルートだ。
11aの中でも名ルートのひとつだろう。しかし、これもかなり厳しいルートだ。
幸い今日はすいているので、子供たちがトップロープで触ることのできる良いチャンス。
さて、二人はどこまで迫れるか?

トップバッターはユイちゃん。
気持ち的にひいてしまった彼女は出だしの数歩で気持ちがめげた
登れるルートをもう少し数多く登った方が良いと思ったので、他に何かやる?と聞いてみた。
以前の彼女だったら「もうやりませんっ」と言ったと思う。
だが、今日は「どうしようかな・・・」と迷う風だった。
「ユイちゃん次第だよ」と言うと、口ごもった。
が、今日はこのまま無理にやらせるのはよしておこう。
「あの時、もう少しやればよかったな」と若干の気持ち悪さを味わうのも経験だ。

次のみぽりん。「どうしたらいいの?」「わかんない」「ムズイ」とあれこれ言いながらも持前の粘りで終了点にたどりついた。
ムーヴがつながらない箇所があったので、本人は納得していないようだったが…。

みぽりんが登っているころから暗くなりかけてきた。
暗くならないうちに下りなければ。
あわてて帰り仕度をし、急いで下山。