FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>pump2キッズのためのレベルアップレッスン

2009-02-13 23:46:14 | クライミングレッスン報告
2月7日

午前の部はシンシン、そうや君、たくみ君、まいちゃん。

アップ時の基本では、注意点を丁寧に確認。
そうや君の動きに変化が出てきた。

ボルダーはみんなピンクから白にチャレンジ。

たくみ君とまいちゃんは大分動きを取り戻してきた。
高いところに行くと平常心が保てなくなるたくみ君は成果こそなかったが、ずいぶんクライマーらしい動きをするようになって来た。

そうや君はキャンパスの白課題に苦戦。
でも、体の使い方を少し理解してきた

シンシンもデッドポイントを使いこなすようになってきた
やはり成果にはまだつながっていないが、上達している。

ルートはたくみ君とそうや君はヘロヘロ。
シンシンも出だしがとどかない。
でも、「シンシンは出来る子だから、ホールドは足さないよ」と言うと、ちょっと誇らしげに納得してくれた。
まいちゃんが一人、ダイヤモンドの茶■(5.9)を登りきった


午後の部はこうへい君、としや君、りんちゃん、ユイト。

ボルダーはとしや君が黙々と白課題を片付ける。
他のメンバーはオレンジ。
こうへい君とりんちゃんはオレンジの進級条件を満たしてしまったので、昨日ゴローちゃんとミツキが作った課題やキッズタイムのときの黒テープ(キッズタイムの最難課題)を登ったりする。

ボルダーの時間が長引いて、ルートの時間が短くなったみんな大慌てで少々殺気立つ

としや君以外はリードクライミングをしなくてはならない。
クリップの練習をしてからリードクライミングに入るので、すぐに登れるとしや君から。
登るラインのロープを結んでいてもらう。
みんなのクリップを確認後、準備が出来ているはずのとしや君がすぐに登る。。。はずだったが、としや君がロープ装着に苦戦
時間がどんどん過ぎ、「登る時間がなくなる~」と他の3人はカリカリ

結局10分延長して、どうにか全員登るべきルートを登ったのだが、
後片付けをしていたら、としや君が膝を抱えて丸まっていた
「どうしたの?」と聞いたら、「のろまって言われた」と涙がポロリ。

時間がなくなりイライラしていたのはよく分かる。
でも、感情を言葉でぶつけてしまったら相手を傷つけるばかりだ。
誰が言ったのか、という詮索は慎重にしなくてはならないが、今回はその言葉を放った人間の名前をを聞いて、本人に伝えた。
感情を相手にぶつけたことで相手は傷ついている、と。
注意を受けた子は良く理解してくれたようだった。
としや君に謝りに行って、としや君も笑顔で和解した

本当の仲間になっていく過程で衝突はつきもの。
みんなで押し合い、へし合いしながら、強く育て

あ、あとロープ装着は基本です。
いつでも手早くきちんと出来るように練習しておこうね