FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>ビッグロックスクール&リードクラス

2009-02-23 23:23:58 | クライミングレッスン報告
2月18日

「ちきしょー!」
カエデが課題に八つ当たりし、思い通りにならない自分にイライラしながらボルダーに取り組んでいる。
彼にとってみれば本当に一生懸命、渾身の力をこめてトライしているのに登れないのだから、切ない気持でいっぱいだ。
でも、ちょっと冷静さに欠けてないかな?
クライミングは体と感覚の両方が大事。
あまりカッカしちゃうとムーブが考えられなくなるし体のコントロールも効かなくなるよ。

ここ数回スラブや垂壁ばかりやっていたので、みんな前傾した壁の登り方を忘れてしまったようだ。

しゅん君も以前登れたニコちゃんができなくなっちゃった
垂壁ではずいぶん難しい課題も登れるようになったのにね。

yuiはボルダーに関してはファイルの「さる」まで終わってしまっているので、少し目標を失っている感じ。
近頃あまり登っていない様子なので、yui用の課題をやってもらう。
さらに上を目指すのか、目標を定めずにただ何となく続けるのか、今が彼女にとって大事な時。
「何となく」続けている子はクライミングを長く続けられない場合がほとんどだ。

みんな私の出した課題が出来ない。
悔しがってしつこくトライ
今日はボルダーだけで終わってしまった。


6時半からのリードクラスレッスン。
緑/(10c)のレッドポイントが目標だ。
トップロープでリハーサル。良い感じ
短いレストの後のトライであっさりレッドポイントした
実力が安定してきて、今のトライではほとんどダメージがない様子。

なので気を良くしてもう1本10cのトライを勧める。
「え~っ」と言いつつもトップロープでトライしてみたら難なく登れた。
ならば、とリードしてみたら楽勝で登った

登り方も変わってきた。
そう、努力は必ず報われる時が来る。
努力家のユイちゃん、本当の楽しみはこれからだよ