FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>pump2キッズのためのレベルアップレッスン

2009-02-15 11:34:42 | クライミングレッスン報告
2月13日

「あ~、先生どうしよう、やる気が出ない~
今日はミツキが元気がない。いつもはうるさいくらいなので、このギャップは大きい。

はじめは手の皮が痛い、ぬめる、と言うのに相変わらずチョークなどを持ってこないので、
「それは自分の準備が悪いんだから、登れなくても仕方ない」と叱ったためにいじけているのかと思っていた。

でも、どうも本当に脱力している様子
一緒にレッスンを受けていたゴローちゃんも、ミツキをかわいがってくれている高校生のお姉さんたちも、
「どうしたんだろう、疲れてるのかな?」「ちゃんと寝た?」と心配顔。

一方のゴローちゃんはモチベーションや取り組みに波がない。
今日もたくさん登り、オレンジも残すところあとひとつと迫った。

今日は人数も2人と余裕があるので、覚えて欲しい動きの練習を含めた課題も用意して2人にやってもらおうと思ったのだが、
ミツキは「やらない~」と言うので、ゴローちゃんだけがそのテクニックを吸収した。

ボルダーの最後で足ぶらの課題がやりたい、と言うので自由にやってもらったら大分回復。
具合が悪かったり、疲れていたり、と言うのではなく、気持のコントロールの仕方が問題だったのかな?

ルートはゴローちゃんはトップリードで5.7を登った
初めての割には安定して上手く出来たよ。
ただ、クリップを忘れることがあるから気をつけようね。

ミツキは5.5をやる、と言う。
「本当は今日から登れていない課題にチャレンジのはずだよ」と一応言ってみたが
元気が出ない今日は無理はさせられない。


終了後、「心配だからお母さんに迎えに来てもらえる?」と聞いたら来てもらえることになったとのこと。
彼を残して一人帰るわけにはいかないので、私も残って様子を窺う。
一人静かにゲームをしながら待っていた。

元気がないのは、ルートのプレッシャーもあったのだろうか…?
もし、仮にそうだとしてもミツキはこれを乗り越えないといけないよ

その後、体調は大丈夫だっただろうか?ちょっと心配…。



<レッスン日誌>pump2キッズのためのレベルアップレッスン

2009-02-15 00:20:17 | クライミングレッスン報告
2月11日

朝10時からふう君。
レッスンは久しぶり。でも、自主練には時々来ていたみたいだね
今日は他に来る人がいなかったから、一人のレッスンだ。

基本の動きの練習の後、自主練でチャレンジしたけれど出来なかった課題を中心に見ることにする。
どうやらスタンスの幅が狭いのと、腰が壁に入らないため登れないことが多い様子。
練習を通して少しずつ改善され、楽な足の位置も選べるようになって来た

とうとう今まで登れなかった正面のピンク■が登れて大喜び良かったね
それを皮切りにピンクを立て続けに登った調子が出て来たね

ルートはギャラリーの長い白□(5.8)にチャレンジ。
あと一手で終了点というところで大苦戦
「あっ落ちる~」と言いつつなんとか出した手で終了点をつかんだ

頑張れたね
でも、ファイルの記録が手が震えて上手く書けない。
「帰り、自転車大丈夫かな~?」と心配するふう君でした。


午後はゴローちゃん、こうへい君、りんちゃん、ミツキ。

マイペースのゴローちゃんは、近頃は他のメンバーが何をしていようと、自分のすべきことを着々とこなすことが多くなった。
自分の目標があるときは他に流されずにするべきことをする、それはなかなか出来ることではない、大切な姿勢だ
オレンジをいくつかクリア。

こうへい君、りんちゃん、ミツキはアース裏の赤が1つ登れた

ルートはゴローちゃんがトップロープで10aをりんちゃんとこうへい君がリードで10bをチャレンジ。
こうへい君はクリップに苦労し、あわやテンションか、と思いきや手をシェイクしたり数手戻ってレストしたりしてついに完登
それにしても良く頑張れた。一歩進んだルートの技術を身につけることのできた貴重な体験だった。

ミツキは5.5。
もうそろそろ5.5は卒業しても良いんじゃないかな?