FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<アウトドアレッスン日誌>小川山キャンプ2012 ①

2012-09-10 14:40:34 | クライミングレッスン報告
8月19日(日)~20日(月)
メンバー:たけくん(小3)、ユキちゃん(小4)、しいちゃん(小6)、タクミ(中1)、コーヘイ(中1)

初級からの申し込みはなく、チームメンバーのみの合宿となった。
アウトドアの申し込みが極端に少ないのがちょっと気になる。

自然と触れる…これは当スクールの活動の柱の一つとしているものである。
安全性を考慮すると、行けるエリアや内容に制限は加わるものの、
なるべく自然の中で本来の「クライミング」という活動の本質を捉え、体で理解するとともに、
自然と触れ合うチャンスを増やしてほしい、と願っている。
これは、高校で教員をしていた時に都会の生徒たちの意志力のか細さを痛感した経験に基づいているものだ。


中学生の男子二人は、自分たちで電車でやってくるため、最寄り駅である信濃川上で二人をピックアップ
小学生はご家族と一緒に来ることになっている。
待ち合わせ場所であるスーパーにはもうみんな揃っていて、買い出しもすんでいた。
皆さんには一足先にキャンプに行っていて頂き、
スーパーで買い出しを済ませてから「廻り目平キャンプ場」へ。

今回は芝生の広場があいていたので、そこにテントを建てる。
こういう作業は人任せにせず、全て自分たちでやることにしている。
一人参加の中学生は、もちろん自分のテントは自分で建てる。
小学生の子どもたちも家で練習して、お父さんを手伝ったり自分のテントは自分で建てたり、頑張っていた


テント設営が終わり、お昼御飯がすんだら、ボルダリングへ。
今回はコーヘイ以外は全て小川山初参加。
なので、今日はキャンプ場内のボルダー&クジラ岩ボルダー&薪集めだ。

先ずは「きたない大岩」のスラブから。


次にA岩。
高さもなく、怖くないのでみんなじゃんじゃんトライ

「ダイクトラバース」は大人気課題となった

↑左がダイクトラバースのスタート。ヒールフックなどを多用し、面白い。誰だ、ふまじめなスポットしてるのは~!?

B岩は5級の攻略にみんな燃えていた。
大分岩質に慣れてきたね


コーヘイはどの課題もすでに登ってしまっているので、ちょっと可哀想。
なので、クジラ岩へも足を延ばすことに。
ところが昨日雷雨がひどかったとかで、樹林帯の中にあるクジラ岩は状態が悪かった

小川山デビューのメンバーは「「潮吹き穴」4級などをやってもらおうかと思っていたが、びちょびちょで出来ず
「スパイヤー」という岩のスラブ9級と6級にチャレンジ
いかにも小川山のスラブ、と言う感じのこれらの課題。
みんな大苦戦6級のほうは完登者はコーヘイのみだった


コーヘイは「エイハブ船長」1級にトライしたい、と言う。
外岩のボルダーやルートを、かなり安全にこなせる技術力がついてきた、と判断して許可。
上部のペタシホールドまで一撃で迫り、良い感じだだったが、
今日は左手のキーホールドであるカチがぬめってしまい登れなかった
残念状態の良い時にトライすれば登れそうだね

~続く~