ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

祖父のお見舞い

2011-12-14 17:22:34 | 雑感
入院している祖父のお見舞いに行ってきました。
祖父は大正生まれの94歳です。

専業主婦になって、お見舞いに行ける頻度が増えました。
働いているころは、気になりつつも、忙しくてなかなか行けませんでした。
今は、週に1回のペースで行っています。

祖父は認知症を患っており、
数年前は、トンチンカンながらも、会話が成立していたのですが
最近は、言葉も話せず、もちろん私が誰かも分からず、
いつも眠っているような状態になってしまいました。
わずか数年で、こんなに進行するとは、残念なことです。

昼過ぎに出かけると、ちょうどおやつの時間にあたるので、
おやつを食べさせる介助をしています。
自主的にやっていることではありますが、
自己満足に過ぎないかもしれないな、と、否定的な気持ちになることもあります。

そういうときは、もし、自分の立場だったらどうだろう、と考えます。
私が年老いて、誰が誰だか分からないような状態になっても、
孫が自分を気にかけて、毎週、訪れてきてくれる。
私だったら、「もう来なくていいよ」と思いつつも、
やっぱり嬉しいだろうと思うのです。

私は初孫ということもあり、
祖父には(亡くなった祖母にも)、たくさんの愛情を注いでもらいました。
少しでもお返しできたらという気持ちで、
お見舞いに行っています。

もしかしたら、祖父の魂は、既に半分、天国に行っているのかもしれない、と思うときがあります。
祖父におやつを食べさせている私を見て、
天国にいる、元気な祖父が、
私に微笑みかけてくれているかもしれません。


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コメント
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