最近は地上波の音楽番組はおもしろくないのであまり見ないのだけど、今日は椿屋四重奏が出ることが直前にわかったので見ることにした。といっても彼らが出るまではあまり真剣にはテレビを見てなかったけどね。彼らは日本詞にこだわるバンドらしい。前にも書いたけど彼らがイエローモンキーが好きというのが先に頭の中に残っていたので、どうしても怪しげな芝居小屋の楽屋裏的なイメージをもってしまってた。実際「艶ロック」なるなんともいえない呼び名を頂いているようだけどね。でもメンバーはいたってふつうの好青年達だ。中田くんはスカパーとかでなかなかおもしろい人だってわかってたから、なんか安心して見てた。前のブログと偶然一緒で驚いたのが彼らの新曲のタイトルが『紫陽花』だったこと。まだ、一度しか聴いてないから、歌詞を深く掘り下げることはできないけど、メロディの感じは私の好きなシロップ16gに似ていた。なんか体の闇の奥底から絞り出すような感じ・・・。でも3人なのになんで四重奏なんだろう。珍しく左側にギターボーカルが立っていた。
そういえば「夜の底」という言葉が歌の中に出てきた。これがすごく印象的に残っている。というのも川端康成の『雪国』という小説の冒頭の有名なフレーズ「トンネルを抜けるとそこは雪国だった。」の次にこの言葉が出て来るからだ。「夜の底が白くなった」というここが実は私は好きだった。実は『雪国』の有名な部分を英訳するとどうなるかという授業が高校か大学であって、その時にこの「夜の底」をどう訳すかというのが興味をそそった。というかこれはとても難しいだろうって思ったから。このニュアンスは日本語ならではのものだと感じたからだ。ゆえにこれを歌に取り込んだ彼らにちょっと興味を持った。機会があればCDを聴いてみようと思う。
ちなみに外国人向けに出版されている英文訳は”The earth lay white under the night sky.”である。これを読んでどう感じる?
そういえば「夜の底」という言葉が歌の中に出てきた。これがすごく印象的に残っている。というのも川端康成の『雪国』という小説の冒頭の有名なフレーズ「トンネルを抜けるとそこは雪国だった。」の次にこの言葉が出て来るからだ。「夜の底が白くなった」というここが実は私は好きだった。実は『雪国』の有名な部分を英訳するとどうなるかという授業が高校か大学であって、その時にこの「夜の底」をどう訳すかというのが興味をそそった。というかこれはとても難しいだろうって思ったから。このニュアンスは日本語ならではのものだと感じたからだ。ゆえにこれを歌に取り込んだ彼らにちょっと興味を持った。機会があればCDを聴いてみようと思う。
ちなみに外国人向けに出版されている英文訳は”The earth lay white under the night sky.”である。これを読んでどう感じる?