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花洛庵(京都市中京区)展示会 

▲ 野口家「花洛庵」

創業280年、染呉服製造卸の老舗「野口」では、祇園祭の期間を利用して

一般消費者を対象にした展示会が開催されました。

会場の花洛庵は小堀遠州屋敷を移築したもので、京都市有形文化財に指定

されています。

江戸時代に呉服両替商から出発した野口は、桃山時代の小袖や古裂を蒐集し

ており、そのコレクションを源としたオリジナルきものを製作しています。

▲ ガラス越しに見る庭

京都の中心部でありながらひっそりとした佇まいで、手入れの行き届いた庭を

眺めるとゆったりとした時を過ごすことができます。

▲ ぼたん(千本玉寿軒)

お座敷で季節の生菓子と冷やされたお抹茶をいただきました。この抹茶は

小山園の泡楽(あわらく)といい、冷水にもとけて泡が立っていました。

▲ 京友禅訪問着

会場に展示された、野口が得意とする真糊を用いた手描き京友禅には独特の

味わいと柔らかさがあり、どれもに「野口らしさ」が感じられました。

▲ 染帯と小紋

野口は昭和30年代から「小紋の野口」といわれるようになったほど小紋を

得意とし、華やかなものから趣味性の高いものまで様々なタイプの型染めの

きものを製作しています。

▲ 付下げと夏物

花洛庵での展示会は、12月の南座顔見世興行、4月の桜、7月の祇園祭の

時期に合わせて企画されています。

ご希望の方にはご案内いたしますので、どうぞお気軽にお問合せ下さい。

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