寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

朝早起きは3文の得-干し草の匂い(20140705)

2014年07月03日 08時25分13秒 | 日記・エッセイ・コラム

 久しぶりに朝早く起きました。家の西側から南に連なる雑木林からいろいろな鳥たちのさえずりが聞こえてきます。太陽が北東の空に上がると開け放した窓から干し草の匂いがしてきました。
 先日公園や我が家の西側の小道の草刈りをしていたのを思い出しました。それが2,3日前から続いた日差しに丁度良いほどに乾燥したのでしょう。
 雑草の成長は早くこの辺りでは年に3回は草刈りをしています。それでも秋には沢山の花を咲かせて実を付けます。以前は,この町でも乳牛を飼っているところがあってこの乾し草を集めて持っていったものです。
  また思い出話になりますが、私が色麻村にいた頃、我が家にも牛が1頭いて農作業の手伝いをしてくれました。農作業のある期間牛はよく働いてくれました。しかし冬になると野草がなくなるので牛の飼料を集めておかなければなりません。
 それで夏が終わる頃から夜明け前にススキやその他の草刈りに行き帰ってきて庭先にそれを広げて天日干しにします。ほどよく乾燥した頃に束ねて牛小屋の屋根下に作った納屋に入れて保存しておきます。
 冬になるとこれを取り出し長さ3cmほどに切って飼い葉桶に入れ米糠と水をたっぷりいれて牛に食べさせます。そのときの干し草のむせるような匂いを懐かしく思い出しました。