最近、嬉しい報せを受け取りました。それはある団体からその団体に登録した私の書籍「その日から 子供の戦争・戦後体験記」が○○出版文化賞の入選候補作品に選出されたということです。まさかと思いましたが、通知書類にはそのように書かれていました。もしかしたら等と自分の力量以上の期待を持ってしまいましたが、そんな力量以上のものを期待できるはずがありません。
私は晴れがましいことはあまり好まないので、大学を退職するときも辛うじて資格はあったのですが名誉教授の称号を辞退しました。それは一つの意地を張ったわけです。つまり業績もろくにない人が仲間同士で相互に推薦し合って手に入れたいという人たちと同列になりたくないと思ったのですね。また当該大学では不正行為をした人に早期退職するなら名誉教授の称号を授与するなどという取引材料にしているという噂もあります。友人達はそれでも貰えるものなら貰っておけと言いましたが、私は意地を通しました。
しかし所属していた学会から功績賞を授与し名誉会員にするという話があったときには嬉しそうに貰いました。それは利害関係がないことを知っていたからです。
表題に書いたのですが、入選候補作品に推薦されたとの通知にははっきり言って嬉しかったですね。それが自分の意地を通すという考えがもろくもボロを出してしまったと反省しているところです。