寓居人の独言

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働き方改革というけれど

2017年07月27日 23時25分08秒 | 日記・エッセイ・コラム

 「働き方改革」という言葉が国会でも取り沙汰されるようにな

りました。そして、この2,3日は特定の人たちが対象とは言え、

「脱時間給」という言葉が報道で聞かれるようになった。

 私事で恐縮だが、私が務めていたところでは、2種類の働き方

があった。第一は、いわゆる9時~5時(17時)という人たちと

私たちのように勤務時間や有給休暇が制度としてはあるが、それ

を実行することが出来ない職場にいた人も多数いた。それはつま

り、今話題になっている「脱時間給」を実際に行っていた。雇用

者側の言い分は研究は、自分が好んでやることだから残業の対象

にはならないという(逆にヤカンでも研究する場所を提供している。

それには管理や高熱水道料金も発生する。それをどう回収するか

を考えなければならないこともあるなどといやみをいわれること

もあったという)。

 「脱時間給」は上記のことを制度化しようとするものであろう。

しかし企業に研究開発期限を指定されて実行する場合には、無給

の残業をせざるを得ない場合も出てくるだろう。そのようなこと

が続けば過重労働になることも考えられる。

 「脱時間給」制度も含めて、「働き方改革」というのは、被雇用

者側のことではなく、雇用者に有利になる制度と考えられますね。

非雇用者の責任において働き方を選択できるような社会の構築が

出来たときには被雇用者に働き方改革の恩恵がでるかもしれませ

ん。労働者を苦しめるような改革を続ければ将来の日本の姿は暗

ものになってしまうでしょう。労働者が健全な生活を出来るよ

うな社会を目指した労働改革なら国民の大多数が賛成するでしょ

う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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