寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

記憶に残っている映画(10)「渚にて(On the beach)」

2016年02月11日 20時51分46秒 | 寓居人の思い出話

 世界は2大勢力によって冷戦状態に陥っていた。次

なる戦争のために両陣営は核兵器の生産と貯蔵に明け

暮れていた。映画の筋では、1964年に第3次世界大

戦が勃発した。その戦争では生産備蓄されていた核兵

器が使用された。その結果北半球は放射能のために絶

滅してしまった。そして死の灰は南半球に迫ってきた。

そこへ生き残ったアメリカのタワーズ(グレゴリー・

ペッく)艦長率いる原子力潜水艦(ソーフィッシュ号)

がオーストラリアのメルボルンへ入港した。

 ある日、アメリカのサンデイエゴから発信された無

線信号が入電した。もしかしたら生存者がいるかも

しれないとソーフィッシュ号が調査に出港した。途中

サンフランシスコ(ロス・アンジェルス?)に入港し

たがそこは死の静寂が支配している市街が潜望鏡から

見えるだけだった。出身地に戻った乗組員の一人が泳

いで上陸してしまい、もうソーフィッシュ号には戻ら

ないというので、艦長はサンデイゴに向かったが窓の

ブラインドの紐が無線機に引っかかりその紐を風に揺

れるたびに無線機をたたいているのだった。メルボル

ン港へ帰港したが、オーストラリアの都市も次々と居

住できなくなった。ついにメルボルンにも死の灰が迫

り、人々は配られた自殺薬で死んでいった。ソーフィ

ッシュ号はアメリカへ向かって出向していった。タワ

ーズ艦長と恋仲になったモイラ(エバア・ガードナー)

は潜水艦いやタワーズ船長をいつまでも見送った。

 この映画を見て戦争のむなしさを改めて深く感じま

した。この映画はフィクションですが、いつどんな事

情で大きな戦争の原因になるかもしれませんね。今、

いわゆる大国は大量の核兵器を保持し、発展途上国の

いくつかの国も核兵器の開発をしています。

 私は、人間はもっと賢い生き物だと信じていますが、

この映画が一つの教訓になればいいと思っています。 



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