宇宙の大きさから見れば我が地球は、昔風なたとえを使う
と、芥子粒のような存在でしか無いですね。その地球に現在
72億人という数の人が生存しています。
この映画は、そんな地球にある日宇宙から隕石と思われる
物体がアメリカの小さな村に落下しました。そして一夜が明
けると村中の人たちが謎の死体となって発見されました。
すぐに特別調査班が組織され出動しました。もちろんその
村は存在しないことになり、徹底的な調査が実施されました。
調査隊は、奇跡的に助かった人を発見しました。それは酔
っ払いと泣き叫ぶ赤子だったのです。その事実について検討
された結果、助かった人は激しく呼吸をしていたことが発見
されました。その人から病原体が採取され、最高密閉装置を
持った研究所へ移されて観察された。病原体はアンドロメダ
と命名されました。アンドロメダ病原体は、不気味に増殖し
ていくのでした。
そんなとき研究所の一部が故障して病原体が外部へ漏出す
る危険が発生します。それを検知した安全機構がロックされ
る。それは研究所全体を原爆で焼却することを意味します。
映画の次の段階は、安全機構のロックを解除することです。
その部分はあまり新鮮さが見られませんでしたが、アメリカ
映画らしく、ハッピーエンドになります。
この映画で私が感心したのは、迅速に現地調査団を派遣す
る組織、体内の酸素濃度と病原体の関係を発見すること、高
度な安全装置を組み込んだ研究所、安全装置に異常が発見さ
れると自動的に外への脱出ができなくなり原爆を使って全体
を焼却するという考え方です。
日本でレベル4の安全装置を備えた実験室を作ることで住
民との間で軋轢が起きる前にアメリカではこんな映画を作っ
ていたのです。さすがですね。面白い映画でした。
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