その昔、私が大学卒業して研究室の残り初めて給料を
もらったとき、卒業研究の指導をして下さった助教授の
先生に腕時計を贈った。そのときの私の給料は基本給
12,800円だった。腕時計の価格は9000円くらいだった。
ずいぶん高価な贈り物だったのですね。
それはともかくとして、今の私は8個の腕時計をも
っている。
何故こんなにもっているかというと、旅行や会議に出
席するために出かけたときに時計を忘れたことに気が
ついて買ったという事がしばしばあったからです。し
かし通常価格のものを買うのはもったいないので、駅
の改札口前で売っている1個千円のものを買いました。
それでも時計がないと行動が不自由になるのを防ぐこ
とはできました。
さてそんな時計でもすぐ捨てるのはもったいないの
で、今も使っているという次第です。
ある日、ロレックスのイミテーションの時計をして
家具店へ行ったことがあります。ちょうどその日ヨー
ロッパの有名ブランド製の装飾品を売っているので冷
やかしてみました。するとその店主が、私のしている
時計を見て本物と勘違いしてしまったようで私の家に
もっと良い品物があるので是非来てほしいといいだす
始末になりました。当の私はサンダル履きのラフな姿
だったのですがね。今は時間の余裕がないので後日こ
こへまた来ますといったら名刺と地図を書いた紙を渡
されました。飛んだことでした。
またあるときは、勤務先の守衛さんがその時計を見
て私の時計と交換してほしいと言い出しました。私は
ふざけてこれは大事なものだからとことわりました。
すると彼はもう一つ別の時計をつけるというのです。
彼の腕にある時計は正真正銘のロレックス製だったの
で一瞬心が動いた?(笑う)のですが真相を話して勘
弁してもらいました。
まがい物の時計でも徒刑として数年間使えるので最
近の技術はたいしたものですね。私のその時計が動か
なくなると、何故か捨てないでほしいといっているよ
うでつい電池を交換してしまいます。
ところで、電池交換の費用は千円でした。千円の時
計に千円の電池を交換するなんてなんかちぐはぐな気
がするのも事実です。
私が電池を交換してもらった店の店主は話し好きで
仕事が終わっても話に花を咲かせてなかなか帰してく
れませんでした。おかげで商売のノウハウや町のいろ
んな行事などの話も聞くことができました。楽しいひ
とときでした。私も結構暇人ですね(笑)。
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