最近、気づくことがある。年齢的な難聴傾向具合にときどき出くわしている。
「えっ えっ?」と耳をそばだてるしぐさで問い直される。低い音が聞こえないのだろうか、
何かの安全確認対策上、問題はないのでしょうか。
実の私にしても同じように「え、えっ」と聞き直すこともある。
かつて年長者がいう話を落語のように受け止めていた、「聞きたくないことが聞こえなくなるんだよ」とは、低い声音で発するからだろうか、などとも
思い出した。落語の場面でもなさそうだと、実感している。
展示の会場でも、だれもが展示物の細部を更に見たくなるのか、眼鏡ごとガラスにぶっつけているのが、わかった。
清掃の方が、今日は何人ほどおでこをぶっつけたかしらんと、毎日拭いているかもしれない。
正にお年頃状況でもありそうだ。ボストン美術館の至宝として、英一蝶の「月次風俗図屏風」
よく見たいのに、それ以上の至近距離には至らない、ああ残念。ごつんとガラスとガラスがぶっついて。
実情社会を参考に展示の工夫ができそうです。すると故人の作品も更に身近な楽しみになることでしょう。
都立美術館 10月9日まで
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