Chora、ホーラはギリシャ語で郊外・田舎を意味し、アラビア語でカーリエ 郊外を意味するそうだ。
その時々の呼び名で混乱するけれど、美術館として運営されているかつての修道院モスク。トルコ隣国のギリシャとは本当に入り乱れた歴史事情がある。
ミカエルⅧの娘、イル汗国に嫁いだマリア パレオロギナ。チンギス汗の孫イル汗国フラグに嫁ぐはずだった(マルコポーロが海路随行員)が、フラグ死去のため、その子のアバーカーの妻となる。アバーカーはキリスト教の影響を受け、信頼厚い。が、その後汗が死去し、マリアは未亡人としてコンスタンチノープルに帰り、モンゴルのマリアと呼ばれる。モザイクには尼僧 メラニア・メラーナと刻まれる。
マリア パレオロギナが身につけているような形のかぶり物女性 尼僧姿。
過去の征服者の治世の影響により、モザイク壁画のアンバランスな頭部が指摘されるが、このカーリエ博物館にも不自然な、後で付け替えたような物もあった。
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