陽気につられて外を歩きたくなる気温が続いている。満開桜も、一分咲きもあるだろう。
ふと見ると、歩道の花壇横に倒れている黒洋服婦人を見かけた。自力で起きようとすると、再び倒れて
うずくまった。「助けに行きましょうか」と近寄ると、どうやら体に力が入らないようだ。
手を貸したけれど「大丈夫」と言葉を吐き、歩き始めた。
同じ方向だったので、彼女の方向へと一緒に歩き出した。2、30メートルも歩かないのに、
再び倒れて仰向けになってしまった。辺りを見回して声をかけると野菜作りの作業者がいて、
駆け付けてくれた。男性は年長者で、彼女は80代のおひとりさまだと、わかった。
二人で両腕を支えて歩いていると、自力で立つのは無理なのが支えた腕にも伝わり、結局
家まで行き、持っていたメモから連絡先を探して待つことにした。
今日的な、ごくありふれた増える様相といえるだろう。一人暮らしの人に注意を向けてあげましょう。
(道々笑わせるように会話をつないだけれど、書くと余計なことがなくなる。)
婦人は腰を水道の蛇口にぶつけて負傷したままだったそうだ。朝からめまいを起こしているのを聞いた。
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