グランマ気分（笑）

お向かいに1歳半の女児のいる若？夫婦が越してきてから、ン10年前の自分とオーバーラップする。

うちがここに越してきた時、息子は同じ1歳半だった。
私は専業主婦だったけれど、お向かいは毎日ではなさそうだけれど、奥さんもお勤めに出ている。
子供さんを保育園に連れて行くのはパパの役目で、連れて帰るのはママ。

小さな子供を連れて帰るのは6時半前後。
それからご飯の支度やら閉め切っていた窓を開けるのやら、きっとママはてんてこ舞いだと思う。
思うのに、、、子供はものすごい勢いで泣いたりしてる。

きっと、子供なりに保育園でうんと頑張ってるんだろうと思う。
で、やっと夕方になってママの姿が見えたのに、ママはお家につくと忙しくてなかなか自分と遊ぶ暇がない。
子供は、別にママをてこずらせようと思ってはいないだろうけれど、結果的にママを困らせている。

ただ、大好きなママと遊びたいだけなのに、時間が悪いんだよね。
先日は、夏風邪をひいたらしいAちゃんが、むずかって泣いていた。
Aちゃんなりにしんどいのと、甘えているのと。

だけど、ママも大変なんだよね。
だから、Aちゃんばかりに構っていられなくて、ずっと泣いてる。

ああ、構ってほしいんだな、甘えてるんだな、と泣き声だけでなんとなくわかるし、可愛いんだけれどずっと泣きやまない我が子に、少々お疲れめのママの様子も分かる。

夕方、あまりに泣くので、ママがAちゃんを連れて外に出た時、たまたま植木の水やりをしていたから
「Aちゃん、あ～んあ～んしてたの？　しんどいんだね、可愛そうに。　でもAちゃんが泣いてばっかりいると、ママも泣きたくなっちゃうんだよ」って喋りかけたら、
ほんと、泣きたくなります。
って、ママが小声で呟いてた。

自分がお向かいのママと同じくらいだった頃、やっぱりいろんな事に必死で、余裕がなかった事を改めて思い出す。
今は、ほとんど“ばぁば”感覚だから（笑）Aちゃんの気持ちもママの気持ちも一緒に分かる。

もうちょっと親しくなってAちゃんも今よりずっと懐くようになってきたら、おばちゃんが遊んであげるからって言って、夕方の忙しい時間くらい、ちょっと見ててあげてもいいなぁ、なんて思ってる。