エメラルドの瑕疵

旧 『楽母の人見知り日記』です。 最近、ご朱印集めがマイブーム

成瀬は天下を取りにいく

2024-06-26 07:57:45 | 
成瀬は天下を取りにいく、と、成瀬は信じた道をいくの2作を続けて読みました。

誕生日のプレゼントに、太一のとこのFC代を出してあげるという息子のありがた~いお言葉でしたが、どうせなら成瀬の2冊を頂戴、と言いました。
(FC代の方が高いんだけど)
いつもは文庫本ばかりで、この成瀬のシリーズが文庫になるころには読みたい気持ちがあるかどうか・・・ってことで(笑)

湖国は大津がメイン舞台だから、京都ではあるけれどどっちかというと滋賀県寄りの私には馴染みの場所が出てくる。
成瀬あかりは、滋賀県でも1番の進学校である膳所高校から現役で京大に入れるほどの優秀な子なんだけど、小学校、いや、幼稚園だろうか、そのあたりから非常に変わった子だった。
実に個性的で、マイペース。
ほんとに、信じた道をいくタイプの子で、成瀬の周りにはいつもなにかしら事件?が起きる。
親友の島崎はそんな成瀬に振り回されながらも、成瀬が大好きで一番の理解者でもある。

著者が大津市在住のせいか、本屋大賞をとってから京滋の本屋さんではサイン会が次々とあった。





これは草津のイオンモール内の書店にあったもの。 成瀬のライオンズユニフォームの胸のあたりと、ミシガンの横にサインが。
うちの南側のモールの書店にも来てサイン会をしていたようだけど、その日は1階だけで買い物をして、2階の書店には行かなかった(笑)

別に並んでまでサイン本を買う気はない。コレクションにするつもりもさらさらない。

本屋大賞に選ばれた本は、A賞やN賞よりも面白いと思っている。
だって、選ぶ人の数が多いんだもの、こっちのほうが正確じゃない? お偉い選考委員の方々よりも、一般人の書店員のほうが、私の感覚には近いと思っているから。

で。
さすがに選ばれただけのことはある。 物語の組み立てがうまいな~と。 一見バラバラだったように感じるひとつひとつのものが最後にはぴったりはまる。
伏線回収ってやつ(笑)
京滋以外の人は景色が見えない分、はまらないかもしれないけれど、なんだか元気になれる本だったよ。

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2 コメント

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おはようございます (ketty)
2024-06-26 09:43:56
年齢とともに、細かい字の文庫本が苦手になり、
読むのはハードカバーばかりです。
私の場合、買ってもめったに読み返さないから、
もっぱら図書館利用ですが・・・
「天下を~」はなんと83人待ち~!萎えます!
何冊で回してるか分かりませんが、順番が来た頃は
興味も半減してますよね~苦笑
東野さんの「クスノキの番人」や、凪良ゆうさんの
「汝、星のごとく」も、予約してずいぶん待ちましたが、それでも30人待ち位だったのに・・
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こんにちは (楽母)
2024-06-26 14:14:44
kettyさん
最近は、昔ほど小さな文字でない文庫本も多いです。
大昔(笑)は、上下2段組になった本もありましたよね。
私もほぼ読み返しません。 文庫を買って読んだら即、売りに行きます(笑)図書館の貸し出し方法って変わったのかもしれませんが、期限があるでしょ?それがイヤで長い間利用したことはありません。
誕プレで貰ったものなので、さすがに読んですぐにブックオフに持ってくのはまずいだろうな~って思っています(笑)
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