いよいよ布フェルトです。下図の上にエアーキャップ(プチプチの方がした)をのせて、その上に
15gのフェルトバッツ(原毛が少しだけフェルト化してシート状になったもの)を均一にのばして
置きます。フェルトバッツの上にさらに10gの原毛を経方向横方向に交互に4層置いていきます。
弱アルカリ性の洗剤を10倍の水でうすめた液をスプレー容器に入れ、まんべんなく原毛にふりかけ
網を原毛の上に置き、網の上から空気を押し出すように手で圧します。液が原毛になじんできたら
中心から外側に向かって直角にこすります。初めは慎重に、だんだん強く摩擦してきます。
原毛がからんで面状になったらいったん原毛をどけて染めた布を置きます。
布にフェルトと絡んでほしくないところにビニール袋をカットしたものを置きます。
置いたらフェルトシート(原毛)を上から慎重にのせ(一発勝負です)その上に網をのせ、
丁寧に擦っていきます。これも初めは慎重に細かい振動で摩擦します。布とフェルトがくっついて
きたら、エアーキャップごと棒に巻いて最後タオルにくるみしっかりサイドをゴムでとめて
ローリング100回、巻き替えして100回、ここでかなり布とフェルトがからんで
布に原毛の色が出てきます。
最後に屏風畳みにして机に何度もたたきつけます。また4つ折りにしてサイドを引っ張るように
たたきつけます。こうすることでかなり縮んできます。好みのサイズになったら(80cmくらい)
お湯ですすぎ少量の酢酸液につけ(リンス効果)軽く脱水して完成です。
できあがったものがこちら。原毛と布がからんで1つになりました。ビニールをいれたところだけ
フェルト化しないのでふわっと立ち上がり凹凸感のある布になりました。
布とフェルトが一体となっているのでフェルトの方をカットしたり布の方をカットすること
ができます。カットするところはフェルト化していないところ。(ビニールの入っていた所)
カットすることで布に新しい表情が生まれます。
受講生の作品。それぞれ面白い表情になりました。フェルトマジック!!