Bunkamuraで開催中のストラスブール美術館所蔵「語りかける風景」展を見に行きました。
画家の眼差しを通して作品を見るというコンセプトの展覧会。
窓からの風景、水辺の風景など6つのテーマに分けて風景画を展示していました。
風景に描かれている人物の服装や食べものを通してその土地の営みが描かれていて面白かったです。
特に惹かれたのはマックス・エルンストの「暗い海」。
光の反射で海の存在が示されている心象風景のような作品。
あとカンディンスキーの「サン=クルー公園」もよかった。
木立の光と影を強い色の斑点でしきつめた作品で、そののちの抽象絵画を予感させられるものでした。