気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ゆるキャン△の聖地を行く4 その7  杖突峠から本栖高校へ

2018年06月11日 | ゆるキャン△

 5月9日の朝は雨のまま明けました。6時前に起きだして、昨晩から組み立てていたガルパン戦車プラモデルの続きをやり、7時過ぎに食堂に行って朝食をいただきました。
 部屋に戻り、雨が強くなってきたのを見て出発時間を予定の7時半から一時間ほどずらすことに決めました。天候が回復すれば、長野県側の「ゆるキャン△」聖地である高ボッチ高原、霧ヶ峰を午前中にドライブする予定でしたが、雨がなかなか止まないので、諦めて次の機会に回しました。

 そうなると時間が余るので、温泉に行ったり、プラモデルの続きをやったりして過ごしました。雨がようやく止んだのが8時40分、すぐに出発しました。

 

 宿を出て、最初に立ち寄ったのがファミリーマート駒ヶ根アクセス店でした。

 

 このお店は、アニメでは旧サークルケイの姿を思わせる外観で登場しています。「こまがねの湯」でミニソースカツ丼を食べた後でうたた寝し、寝過ごした志摩リンが、慌てて陣馬形山キャンプ場へ向かう途中でここに立ち寄り、ジューシー豚まんを購入しています。ホットサンドメーカーに挟んで焼いて食べたアレです。アレは私も実際にトライしてみましたが、本当に美味しかったですね。ただ、カロリー高めです・・・。

 さて今回はアレではなく、普通に飲み物、昼食用のお握りなど数点を購入しました。高ボッチ高原、霧ヶ峰行きを中止したため、ルートも変更して、杖突峠経由で諏訪谷へ抜ける最短コースに変更しました。そのまま諏訪から中央自動車道経由で一気に身延町の甲斐常葉まで移動することに決めましたが、途中に食事処が無さそうだし、甲斐常葉に着いてもコンビニすらありませんから、お握りとかパンとかを買っておいた方が良い、と判断した次第です。

 コンビニを出て、そのまま国道153号線三州街道を伊那市街まで北上、市街地の手前の沢渡で川を渡って三峰川の南を川沿いに東進して高遠まで行きました。高遠市街で国道152号線に入り、杖突街道を北上して杖突峠を目指しました。
 このルートは、劇中で志摩リンが駒ヶ根の光前寺まで行ったルートを逆にたどるものでした。駒ヶ根から杖突峠まで車で一時間ちょうどでしたので、志摩リンのビーノだとそれ以上かかっていることになります。リンちゃんもよく走るなあ、と感心してしまいました。

 

 杖突峠には、9時50分に着きました。時折雨が降り、峠への登り坂では靄にも包まれましたので、峠からの眺望は絶望的だな、と諦めました。とりあえずは志摩リンが走った道を体験出来れば良し、でした。
 上図は、杖突峠の展望所および休憩所、カフェです。

 

 アニメにも登場しています。建物の外観もそのままです。志摩リンは、試験休みに各務原なでしこと南部町のキャンプ場へ行く予定でしたが、なでしこの風邪によって中止となったため、ソロに切り替えてこの杖突峠経由で伊那谷へ向かったわけでした。

 

 案の定、眺望は完全に駄目でした。いつかまた、晴れの日に来ます。

 

 アニメで志摩リンが眺めていた景色です。

 

 展望所から休憩所、カフェの建物を振り返って仰ぎ見ました。この建物もアニメに出ています。

 

 このシーンです。志摩リンは、展望所とそのベランダの二ヶ所から景色を眺めていたのです。

 

 志摩リンが居たベランダの内側は、カフェスペースになっています。ちょうど開店したところでしたので、挨拶して入れさせていただき、ちょっと寒いのでココアを注文しました。

 

 志摩リンが立っていた場所です。お店のお姉さんも「ゆるキャン△」はよく知っていて、コミック第3巻の該当ページを嬉しそうに示しつつ、「ここなんですよねえ、このベランダにリンちゃんが立ってたわけなんですよ。1月からなんやら巡礼の若い人が増えてね、みんなこの場所で撮影とかするんで、何なのかなあ、と不思議だったんですよね。そしたら、こういうアニメがテレビでやってます、って教えてくれてね、ほんとにびっくりしたんですよお」と語ってくれました。
 なので、GW期間中は沢山の巡礼客が訪れたそうです。アニメ効果恐るべし、ですね。

 

「こちらのチーズパンいかがですか」と勧められましたので、1個買いました。これが大変に美味しくてびっくりしました。これは巡礼中のおすすめグルメです。

 杖突峠には30分ほど居て、10時20分に出発しました。諏訪谷へ下りてそのまま中央自動車道諏訪インターに行き、一気に山梨県へ移動しました。双葉ジャンクションから中部横断自動車道に進んで六郷まで進み、そのまま下に降りて県道9号線を走りました。
 甲斐常葉までは下部隧道と呼ばれる山越えルートを通りましたが、カーブも高低差もかなりきついものでした。下部側におりて本栖みち国道300号線に合流したときに、ホッとしたぐらいです。

 

 甲斐常葉の旧街道筋に入ってまもなく、右手に見えた上図の自動車販売店のウインドーに、「ゆるキャン△」案内標識が貼ってあるのに気付いて車を停めました。

 

 ここにも貼ってあるのですね。全部で15ヶ所にあると聞いていましたが、かなり広範囲にわたっているようなので、車やバイクでないと回るのが大変かもしれません。

 

 さて、本栖高校つまり旧下部中学校跡に着きました。時刻は11時58分でした。杖突峠から一時間40分かかったわけです。結構な距離ですが、それを志摩リンは原付ビーノで走ったりしているわけです。
 ともあれ、マイカーでの巡礼が叶いましたので、感慨もひとしおでした。

 

 学校正門の向かいには、麓の常幸院方面へ連絡する階段があり、普段は閉鎖されているようでしたが、そこに「ゆるキャン△」聖地巡礼者向けの案内マップやノートがボックスに入れて設置されていました。

 

 こんな感じです。下に掲示されている手描きの案内マップには、15ヶ所の「ゆるキャン△」案内標識」の位置も示されており、これがあればスタンプラリー感覚で標識巡りを楽しむことが出来ます。案内マップは常幸院本堂でも配付しています。

 個人的には、もう少し踏み込んで、スタンプも配置して欲しかったな、と思います。案内標識を貼ってあるポイントの幾つかに現地限定のスタンプも置いて、スタンプを全て押したら、甲斐常葉限定の「ゆるキャン△」ポストカードが貰える、というような仕掛けがあっても良かったんじゃないかな、と思います。
 その場合、スタンプは北と南の自動車販売店、下部薬局、甲斐常葉駅、常幸院、の5ヶ所に置いておけば良いでしょう。それぞれの場所に入ってゆくキッカケになりますし、お店の方との会話も生まれますし、それらによって思い出がより深まると思います。

 

 ボックス内には交流ノートもありました。

 

 お約束の松ぼっくりもありました。「ゆるキャン△」の定番アイテムですね。

 

 案内標識のアニメ画は、本栖高校野クルのテント体験シーンでした。これらの案内標識は今年2018年の12月いっぱいまで掲示されるようですが、風で飛ばされたりして無くなっているものもあると聞きました。夏場になれば強い日差しにさらされますので、アニメ画像は変色してしまうかもしれません。早めの巡礼をおすすめします・・・。 (続く)

 


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