
ステップ8では、砲塔を車体にセットし、警笛のパーツD24を取り付けます。燃料タンクは劇中車にはついていませんので、組み立てガイドに従っての工程はこれで終了となります。
ガルパン仕様では、車体の各所に手摺がつきますので、オプションパーツを使用して取り付けます。その後、車体の隙間などを塞ぐ追加工作を行ないます。

ワンシーンにて劇中車の姿を見てみましょう。御覧のように、警笛はキットの指示とは反対に前向きにセットされ、位置もやや上寄りです。手摺は、エンジンデッキの左右のパネルの上に一対が、車体左右側面の上部に二本が一列につきます。

警笛のパーツD24を取り付けました。

エンジンデッキの左右パネル上の一対の手摺は、パーツA18を使用して再現しました。

車体左右側面の上部の手摺は、パーツE13を使用しますが、キットのパーツは上図の上のように長い一本の手摺の形となっています。劇中車のは中央で等分割されて二本となり、それが一列に並びます。形状および取り付け位置もやや異なりますので、改造が必要です。
そこで、上図下のように、中央でカットします。

さらに手摺の形状を劇中車のそれに合わせるべく、各所でカットして作り直します。プラ棒や真鍮線などで自作する手もありますが、今回はキットパーツE13を活用することにしました。寸法を測ってカットし、逆に付け替えてゆくと、劇中車の手摺の形になります。

ひとまず、一対の手摺が仕上がりました。

同じ要領で、もう一本も改造し、二対の手摺を完成させました。

車体側面上部に取り付けました。これで劇中車と同じ手摺の形状になりました。

全体的に見ますと、こんな感じです。

砲塔をセットし、組み立て作業が全て終わりました。

薄くサーフェイサーを吹き付けて、各所のヤスリ跡や穴埋め跡の痕跡が残るかどうかチェックしましたが、とくに問題はありませんでした。白くなると、冬季塗装の状態に等しいので、プラウダ高校チームの車輌の雰囲気が出てきました。

最後に、車体のフェンダー内側の大きな隙間を塞ぐ工作を施します。モーターライズキットの常で、フェンダー内側には御覧のような吹き抜けがあります。かつては着脱自在にして乾電池を入れ替えられるようになっていた名残です。

後部の起動輪の根元にも、大きな隙間が残っています。これが一番目立ちますので、塞いでおく必要があります。

プラ板をカットして全ての隙間を塞ぎました。まあ、こんなところでしょうか。これで塗装前の全ての作業が終わりました。 (続く)