蓬莱橋の北側には、もと番小屋がありましたが、平成30年3月に改築されて島田市の物産販売所と番小屋に生まれ変わっています。物産販売所の名称は「蓬萊橋897.4茶屋」(ほうらいばしやくなしちゃや)と言います。蓬萊橋の長さが、897.4mであるのに因んでいます。
この「蓬萊橋897.4茶屋」も、ゆるキャン原作コミック第11巻147ページ以降に登場しています。各務原なでしこ、志摩リン、土岐綾乃の3人が蓬莱橋を渡って楽しんだ後、この店先でお茶を飲んでいます。
「蓬萊橋897.4茶屋」の店内にあった蓬莱橋の模型です。模型を楽しんでいる身としては、こういう模型があるとじっくり見入ってしまいます。ガルパンファンならば戦車を渡らせたりするのでしょうが、そこまでいくともう病気ですね。
店内で販売されている各種の飲み物のなかに、上図の透明カップ仕様の緑茶や紅茶がありました。あ、これか、と気付きました。原作コミック第11巻149ページ2コマ目から各務原なでしこ、志摩リン、土岐綾乃の3人が飲んでいる「蓬莱茶屋」ロゴのカップティーのモデルがこれです。早速、右のSサイズを購入しました。
とりあえず購入記念に撮りました。
各務原なでしこ、志摩リン、土岐綾乃の3人が腰を下ろしていた縁台はこれですね。
そして大体このアングルで原作コミック第11巻149ページ4コマ目に出てきます。志摩リンが「吊り橋とは違うけどここも風情があっていい橋だ」と褒めています。アニメ化してこのセリフを志摩リンに言って貰えれば、地元島田市としてはバンザイでしょう。
実際に、なかなか風情があって見応えがあります。大井川の川原に降りて、少し離れた所から眺めてみました。周囲にあまり人工物が見当たらないので、江戸時代あたりにタイムスリップしたかのような気分にもなれます。時代劇や映画のロケにもよく使用されているわけだ、と納得しました。
このような木造の橋を見ると、京都府民としては、木津川に架かる木造の流れ橋である「上津屋橋」を連想します。
近づいて見上げて見ました。完全に木造の橋であるようです。鉄骨とかは入れていないようです。川原を吹き抜ける春嵐の横風に揺さぶられるのか、キシキシと音が響いていました。
とりあえず記念の自撮り。なんで「ゆるキャン」の聖地に来るとテンション上がってしまうんでしょうか。とにかく嬉しくなってしまい、写真を撮る際にもどうしても笑ってしまいます。この癖は何とかしたいです。
川原から「蓬萊橋897.4茶屋」へ戻りました。付近は河川敷公園として整備中であるようで、まだ各所で工事が進められていました。
「蓬萊橋897.4茶屋」と公衆トイレの間にあった車輪のようなオブジェです。大井川改修110周年の記念碑だそうですが、なんで地方自治体はこういう変なものをやたらに建てたがるのでしょうか。普通に石碑や石標の形で造れば、税金の無駄遣いにもならないと思うのですが・・・。
こちらは平成9年12月30日に蓬莱橋を「世界一の長さを誇る木造歩道橋」として認定したイギリスのギネス社の碑です。撮影する私の姿が映っています。
蓬莱橋は、向こう岸まで渡って、引き返してくるまでに約30分ほどかかるそうです。橋からは富士山も望まれるのですが、この日は快晴にもかかわらず上空に霞がかかっていて、富士山の姿は全く見えませんでした。 (続く)