去る5月2日にオープンしたガルパンギャラリーの案内ブログで、5月16日より上図のような新缶バッジが配布されるとの案内記事を見ました。こちら。
画像に示された5種の校章のうち、見たことがあるのは3種です。ヴァイキング水産高校、ヨーグルト学園、知波単学園、です。あとの2校は初めて見るので、これらの高校って、アニメシリーズにあったかなあ、と首を傾げました。以前に「戦車道チームを有する高校」と題する記事を書きましたが、それに挙げた16校のなかには、メイプル高校と伯爵高校は無かったのです。
画像をよく見直すと、「今回はTV/OVA版に登場していないライバル高校の缶バッジになります」とありました。なるほど、他にもあるのか、知らなかった、と思いました。
そこで調べてみたところ、ネット上で上掲の写真画像を見つけました。これはガルパンギャラリーにある展示パネルの一つで、最近に実物を見ましたが、戦車道チームを有する高校は全部で20校に増えていました。奈良県のグレゴール高校なんて、初めて聞きましたよ・・・。
さらに詳しく資料を追いかけたところ、月刊戦車道のほうで新たに追加された高校があるのだと分かりました。要するに公式の二次追加創作なのですね。
ですが、アニメシリーズ本編に出ていない以上、リアリティにはどうしても欠けざるを得ません。ガルパンギャラリーで新缶バッジの5種全てを購入特典として貰いたいかというと、私自身はそこまで思いません。アニメシリーズに登場したトーナメント表に並んだ16校が、私にとっては全てだからです。
なので、今回の配布5種の缶バッジのうち、ヴァイキング水産高校、ヨーグルト学園、知波単学園の3種がゲット出来れば充分である、と感じた次第です。
ところで、「東北、関東編 +北海道」とあるのに、青森県のプラウダ高校が抜けてるのは何故でしょうか・・・。
"メイプル学園の寄港地は北海道室蘭市"
だと思われます。地図の位置も丁度そこに引出線が延びています。その理由は三つある根拠に基づきます。
長くなりますので、三つを分割してご紹介致します。
(続く)
一つ目の理由は、室蘭港の立地条件にあります。
ここは天然の良港で、噴火湾(内浦湾)を直ぐ側に持ち、予てから天然且つ人工の埠頭を持ち船着き場として古来から使われて来ました。勿論戦時中は軍港でもありました。
(続きます。)
二つ目はその軍港としての歴史に関連します。
室蘭市には軍需産業にも関連する二つの大きな鉄鋼産業が存在します。
その一つは"新日本製鐵所"。嘗ては"八幡製鐵"としても名を馳せました。ここと"富士製鐵"が合併して誕生したのが、新日鐵です。後述の日鋼と共に日本の鉄鋼産業を支えて来ました。
もう一つは"日本製鋼所"。"ニセコ鋼板"と云う"ニッケルクロム鋼板"は日本戦車の外装に多用されていますが、ニセコ工法は日鋼によって開発された工法なのです。
(続きます。)
最後の理由は港としての構造にあります。
室蘭港は天然港としては日本最大級のものであり、更に先述の通り軍港としても利用されて来ました。その為に寄港地として利用出来る施設が既に存在しています。又天然・人工の埠頭だけでなく港としては更に大きな天然の港・噴火湾(内浦湾)をも側に位置しており、実質寄港出来る船舶の大きさに制限を持ちません。又ここは嘗て青函連絡船の発着港でもありました。現在は隣の苫小牧港と大洗町に直行便がありますが、嘗ては室蘭からも大洗に直行便があったのです。
何しろ苫小牧港は人工港湾の最大規模を誇りますが、その理由も隣に天然の港の室蘭港を擁していた為です。
以上の理由から、メイプル学園の学園艦寄港地は室蘭市であると結論付けましたが、イカがでしょうか?
読者諸氏の忌憚ないご意見をお聞かせ下さい。