身延山ロープウェーの帰りの便に乗ったのは11時14分でした。乗車人数ごとの待機行列は1便分だけで、10分ほど待っただけで乗車出来ました。
動き始めたロープウェーから展望所を見た図です。その後、景色を眺めつつ麓の久遠寺駅まで下りました。
眼下に身延山の山腹が広々と、若葉が青々と燃えて広がりました。
山麓の塔頭の甍が山の谷間に並んで見えました。幾つかは宿坊でもあるそうですので、宿泊も出来るようです。
ロープウェーを降りて久遠寺の伽藍域に通じる道を進むと、右手に斜行エレベーター施設がありました。これは初めて見ました。
下の参拝駐車場と伽藍域とを直接つなぐ、小さなケーブルカーのような形状のエレベーターです。三門から菩提梯を経て登るのが大変な方、高齢者などが駐車場から楽に登って参拝出来るように設けられたのでしょうか。
久遠寺伽藍域の大きな堂宇の並びに一礼しつつ・・・。
高く聳える朱色の五重塔を見上げました。平面規模に比して軒が高く造られるため、五重塔としては背が高いほうに属します。身延山ロープウェーからもよく見えるため、意図的に高めに建てたのでしょうか。
前回の巡礼では登って、そして降りて、足がガクガクになりました菩提梯を降りました。今回は降りるだけでしたが、それでも足が疲れました。一段の高さが他の寺院よりも大きいので、昇り降りの際に膝や足首に相当の負担がかかるのです。
菩提梯にて記念の自撮り。と言うより、三分の一ほど降りただけで膝がしびれ始めたので、一休みしたのでした。
下まで降り切って、振り返りました。これで身延山エリアは奥之院まで踏破しましたので、聖地巡礼もクリアです。
あとは緩やかな石畳道をのんびりと下りました。
三門をくぐって、振り返って一礼しました。身延山久遠寺、なかなか面白く興味深い寺でした。
商店街を下り、バス乗り場向かいの「園林」の前を過ぎました。以前の巡礼にて一度入ってカレーをいただきましたが、創作系なのか、スパイスがガツンと来る味でした。京都のまろやかなカレーを食べ慣れた身には、ちょっと個性的な味でした。
ゆるキャン△ブームに早くから乗っかっているお店の一つで、この日も客が集まっていて満席でした。 (続く)