気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガールズ&パンツァー リボンの武者

2015年02月25日 | ガールズ&パンツァー

 「ガールズ&パンツァー」のスピンオフとして以前から話題になっていた、「ガールズ&パンツァー リボンの武者」のコミック単行本第一巻が2月23日に発売されました。カドカワのMFコミックスのフラッパーシリーズの一冊です。アマゾンでの情報はこちら


 で、昨日、職場の帰りに近くの本屋で買ってまいりました。内容を読むのは初めてでしたが、何か戦国時代の感覚世界の物語を見ている気がしました。アンツィオ高校やサンダース大付属高校の面々が登場したことで、やっと「ガールズ&パンツァー」の世界観の延長上にあるという実感を得ました。

 主人公は戦国武者ティストが濃厚ですが、実際に中世戦国史を勉強して武士や城郭のことを学んだ側からすると、一般的な歴史観の範疇を出ていない、と思います。最近の研究によれば、中世戦国期に関するこれまでの理解というのが、かなり実態とずれているらしいことが明らかになってきていますので・・・。
 でも、こういう戦国武者ティストのサムライガールが戦車で活躍するストーリーというのは、私的には「グッジョブ、ベリーナイス!!」です。中世戦国期特有の、数に頼らず気合と技と機運で勝ちに行くスタンスをよく戦車戦に反映させて表現しています。

 あと、主人公の鎧武者姿を見ていて、どうしても戦国時代伊予国の伝承的女性、大祝氏の鶴姫の鎧を連想してしまいます。愛媛県の大三島に鎮座する大山祇神社が所蔵する、鶴姫所用と伝える鎧です。国重要文化財に指定されており、大山祇神社では、現存する唯一の女性用鎧、としています。その文化財情報はこちら
 しかし、中世戦国期の鎧や具足は、確か男女共通だったと何かの論文で読んだ記憶がありますので、女性用の鎧というのが本当にあったのかどうかは疑問です。文化庁の公式記録台帳でも、室町後期の胴丸の一例、と慎重にまとめています。

 ちなみに鶴姫に関しての情報はこちら。地元の大三島では毎年の行事として「三島水軍鶴姫まつり」をやっていますし、小説やドラマにもなりましたから私もよく知っていて、それなりのイメージがあるのですが、その人物イメージというのが、私のなかではどうも「リボンの武者」の主人公に重なるんですね。
 たぶん、「リボンの武者」の主人公の元ネタは鶴姫で間違い無いでしょう。名前が「鶴姫しずか」なのですから・・・。

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