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前日の記事にて、「あのダー様が負けるなんてねえ・・・。」と書きました。ダー様とは、聖グロリアーナ女学院戦車道チーム隊長のダージリンを指します。騎士道精神にあふれ、新参の大洗女子学園チームとの親善試合にも本戦さながらの全力戦闘を展開してくれましたね。それだけでもいい隊長だな、と思ったのですが、TVシリーズの全話を見終わってからは、すごい隊長だな、と改めて感心させられました。
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ダージリンとはもちろんソウルネームで、ちゃんと本名がありますが、公式設定資料では明らかにされていません。ガルパンファンの間では「田尻凛」ではないかと噂されていますが・・・。これは違うと思いますね。
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高いカリスマで生徒たちからの信奉も厚く、他校の生徒にも「お姉さま」と慕われる人気者です。コミック版では、大洗女子学園の生徒たちもキャーキャー騒いでいましたね。ウサギさんチームの連中も「ステキ―」とか「負けちゃう」とか叫んでいましたね・・・。ガルパン交流板でも、結構人気があるキャラクターです。「ダー様」と様づけで呼ばれてるの、この人だけですよ・・・。
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日課は名言集を読むこと。勝ち進む大洗女子学園の各試合を観戦しながら、オレンジペコ相手に色んな格言を披露しています。一部では笑いのネタにされているようですが、試合の行く末をある程度まで見通してゆくあたりは、相当なものです。サンダース大付属高やプラウダ校の戦いぶりを「下品」と揶揄するあたりにも、この人の「戦車道」の基調がうかがえます。
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ダージリンは、現時点では大洗女子学園チームに勝利した、唯一のチームの隊長なのですが、その実力は親善試合の最終ラウンドでも充分にうかがえます。西住みほが率いるⅣ号戦車D型が突撃接近して側面からの零距離射撃を目論むのを、完全に見抜いて砲塔だけを旋回させている点に、戦術の冴えが感じられました。私はこの場面を見て、「ダージリンは優秀だ !! 」と感動したんですよ。
後に黒森峰女学院チームの西住まほが同様の局面に際してとった対応とは、似ているようで全然違うんですね。車体を動かさずに砲塔だけを旋回させていること、最後のギリギリの線まで発砲しなかったこと、の二点が、西住まほの戦術よりも優れていると思いました。
まず、車体を停止させているので揺れがなく、いざという時の次発装填がすぐに出来ます。Ⅳ号戦車D型が突撃接近して側面からの零距離射撃をするまでに発砲してしまうと、その後のⅣ号戦車D型の射撃に応戦出来ないから、ギリギリまで撃たず、向こうに発砲させてから、すかさず撃ってとどめをさしています。
これが西住まほの場合では、ティーガーⅠが車体も旋回していて、Ⅳ号戦車D型の突撃接近にあおられるように一回発砲しているわけです。あそこで撃ったから、次発装填が必要になってギリギリの線での応撃が僅かに遅れてしまい、結果としてⅣ号戦車D型の主砲に払われる態勢に陥っていましたね。こういう一瞬での判断が勝敗を分けちゃうのですが、最後に撃てる側というのは絶対的に有利なので、そこをずっと狙って待つという判断は重要だと考えます。
このように黒森峰女学院チームの西住まほと比較すれば、ダージリンの優秀さが改めて理解出来ます。大洗女子学園チームに勝利した、唯一のチームの隊長であるというのも、その実力に裏打ちされての結果であると思います。この人だけが「ダー様」と様づけで呼ばれるのも当然ですね。
西住みほは、このダージリンの戦車道に絶対に何かを教えられたはずです。姉との最終決戦に、ダージリンとの対決場面を再現してみせるわけですから。その意味では、ダージリンこそが、西住みほの心の師匠であったのかもしれませんね。だから、再戦が成らなかったのは本当に残念です。ていうか、なんで黒森峰女学院チームに負けるんだ、と思うわけですよ。戦車のスペックの差がいかんともし難かったのでしょうか・・・。
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アッサム、オレンジペコを従えてのノーブルシスターズが決まっています。劇中ではダージリンとアッサムが3年生であったので、次の劇場版で再び聖グロリアーナ女学院が全国大会にエントリーしたとしても、出てくるのはオレンジペコだけなんですね。ほとんど目立たなかったアッサムの活躍も見たかったけれど、やっぱりダー様が居なくなってしまうのは、とても寂しいですな。ガルパンシリーズを通じて最優秀の隊長だった、と私は思っているので、余計に寂寥感が迫ってくるのです。
西住まほ と ダージリンの 退避ですが、
戦車の装甲の差による戦いの差だとおもいます。
ティガーは正面装甲以外は 4号戦車H型なら貫通できるでしょうね。なのでおそらくにしずみまほは回り込まれるのを分かっていてその前に動きを止めたかったのだと思います。一方チャーチルマーク7に対して4号H型戦車で装甲をうちぬけるかどうか・・。そこはダージリンも出たとこ勝負だったのでは。現に先に射撃できたのは西住みほのような印象です。装甲ぬけなかったんでしょうね・・。