ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

人生観が一変

2012年08月29日 | 其の他

人類が初めて面を歩いたのは、1969年7月21日の事。アメリカ宇宙船アポロ11号」の搭乗員が、其の歴史的な快挙成し遂げたのだが、月面への第一歩を記した船長が発した「此れは1人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍で在る。」という言葉は、余りにも有名。

 

人類が月面を歩いてから43年。「21世紀初めには、多くの人類が月で生活している。」なんていう“当時の未来予想”からすれば、「思った程、技術力は上がってないのだなあ。」という感も在る。

 

「此れは1人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍で在る。」という言葉を発したアポロ11号の船長ニール・アルデン・アームストロング氏が8月25日、心臓手術後の合併症にて82歳で亡くなった。其の事に絡め、28日付けの東京新聞(朝刊)には、「月の啓示?人生一変 ~ムーンウオーカーたち 其の後~」という記事が載っていた。

 

1969年から1972年のミッションで、月面を歩いたアメリカの宇宙飛行士はアポロ11号、12号1417号の乗組員各2人、即ち全12人存命しているのは8人で、年齢は70代後半~80代前半。其の多くがNASA退いた後、企業経営等、航空宇宙の経験を生かした人生を過ごす一方で、“数奇な道”を辿った人物も少なくないとか。

 

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・ エドガー・ミッチェル氏(アポロ14号乗務員)

月からの帰路、真っ暗な宇宙に浮かぶ地球を見て意思を感じたと言い、1973年に超能力現象の研究所を設立。「科学的」とは言い難い霊媒超常現象等の研究に取り組んでいる。2008年にはイギリスのラジオ番組でUFOの存在を主張し、アメリカ政府は、此の事実を60年に亘っ隠蔽している。等と発言し、注目を集めた。

 

・ ジェームズ・アーウィン氏(アポロ15号乗務員)

月面での体験から本格的に信仰の道に入り、退官後はキリスト教牧師転身度々トルコを訪れ、「ノアの方舟」の残骸を捜す活動も行う。人生の後半を、布教活動に捧げた。

 

・ チャールズ・デューク氏(アポロ16号乗務員)

アポロ16号での飛行後、キリスト教徒となる。「月に居たのは短期間だったが、神と歩く道は永遠だ。」等と述べている。

 

・ アラン・ビーン氏(アポロ12号乗務員)

「趣味だった絵画制作に時間を使いたい。」との理由から、1981年にNASAを退職し、画家となった。宇宙飛行士として経験した月面の風景を、芸術の形で表現している。

 

・ エドウィン・オルドリン氏(アポロ11号乗務員)

アームストロング船長に続いて月面に降り立った彼は、現在、全米宇宙協会の幹部だが、帰還後15年間に亘ってアルコール依存症鬱病に悩まされた事を認めている。

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日本人初の宇宙飛行士となった秋山豊寛氏は、当時TBSの社員だったが、帰還した5年後に退社。現在は、農業に従事している。「宇宙飛行士になった事で、次第に社内での居場所が無くなって行った。」という理由も在る様だが、(宇宙から見た)地球の美しさに圧倒され、人間の営みちっぽけさを痛感した。というのも、人生の方向転換を図った大きな理由とか。

 

高層ビルの展望室から地面を眺めた時、歩き回る人々の余りの小さを思い知らされる。高層ビルの上からですら、そんなに小さく感じてしまうのだから、地球規模、、宇宙規模で言えば、微細も微細といった感じだろう。そんな存在なのに、私利私欲充足させんが不毛な戦いを太古の昔から繰り広げているのだから、本当に馬鹿馬鹿しい。

 

宇宙飛行士として宇宙から地球を眺めた経験は勿論無いが、「実際に眼前にしたら、人生観一変するだろうなあ。」と思う。人間のちっぽけさを痛感し、人間以外の大きな存在を意識する様になる。そんな事が在っても、おかしくはないだろう。


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