生まれたのは東京だが、父親の仕事の関係で、直ぐに大阪に引っ越したそうだ。だから、大阪在住歴は在るのだけれど、物心が付く前に愛知県に引っ越したので、大阪の記憶は皆無に等しい。社会人になって以降、何度か大阪を訪れたけれど、都市部が中心だった。なので、大阪の地名で知っているのは、関東圏でも良く知られている所が殆ど。
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「此れ読める?読めたら凄い大阪の難読地名ランキング」(2017年8月4日、gooランキング)
1位: 廿山(つづやま)[96票]
2位: 茱萸木(くみのき)[95票]
3位: 毛人谷(えびたに)[94票]
4位: 放出東(はなてんひがし)[83票]
5位: 西五百住町(にしよすみちょう)[78票]
6位: 枚方市(ひらかたし)[74票]
7位: 我孫子(あびこ)[66票]
8位: 雁多尾畑(かりんどおばた)[59票]
9位: 別府(べふ)[56票]
10位:道祖本(さいのもと)/中百舌鳥町(なかもずちょう)[55票]
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読めたのは「枚方市」、「我孫子」、「中百舌鳥町」の3つだけ。9位の「別府」、「べっぷ」では無く「べふ」と読むとは・・・。
残りの8つ、何れも意外な読み方だったが、3位の「毛人谷(えびたに)」は、個人的に最も意外な読み方。「富田林市」の地名との事。(富田林市と言えば、PL学園が在る地域という印象が強い。)
なので「放出」「枚方」「中百舌鳥」「我孫子」までは読み方も含め知ってましたが、残り6つは、読み方はおろか、そんな地名がある事も、今回初めて知りました。へえーですね。
大阪の地名は難しいですね。大阪に来た最初の頃は「放出」「枚方」も読めませんでした。後の方はしばらく「まいかた」と読んでて笑われました。
あと、大阪の難しい読み方の地名を私が思いつく限りいくつか挙げますと、
(1)漢字は平易だけれど、読み方がちょっと変わっているもの
①「立売堀」 → いたちぼり
②「道修町」 → どしょうまち
③「交野」 → かたの
④「私市」 → きさいち
⑤「河堀口」 → こぼれぐち
⑥「柴島」 → くにじま
⑦「茨田」 → まった
⑧「住道」 → すみのどう
⑨「野江内代」 → のえうちんだい
右半分隠して、どう読むか推測してみてください。
①~④は大阪では有名所ですから、関西人で読めない人はあまりいないでしょうが、私のように地方から来た人は面食らうでしょうね。
⑤以下は地下鉄、ほか鉄道の駅名ですから、今では私も読めます。
(2)これも鉄道の駅ですが、やや難解
①「靭本町」 → うつぼほんまち
②「御幣島」 → みてじま
③「喜連瓜破」 → きれうりわり
(3)別に存在する地名と読み方が異なるもの
①「住道矢田」 → すんじやた
②「仁和寺」 → にわじ
「住道」は(1)⑨で「すみのどう」なのにこっちは「すんじ」。大阪の人でも間違う事があります。②は普通「にんなじ」と読みますよね。
(4)ここからは、ややローカルで地元でない人は一瞬悩むだろうもの
①「杭全」 → くまた
②「包近」 → かねちか
③「土師ノ里」 → はじのさと
④「亥子谷」 → いのこだに
①などは、大阪に来てからもかなり長い間「くいぜん」と思い込んでました(笑)。これら以外にもまだまだあるようです。地名って、本当に難しいですね。
結論から言いますと、18個の内で正しく読めたのは「御幣島」、「土師ノ里」、「亥子谷」と“もう1つ”の併せて4個でした。最初の3つに関しては“勘”に頼って読めただけで、実際には知りませんでした。「仁和寺」なんぞは、「にんなじ」と普通読んじゃいますよね。
で、正しく読めた残りの1つですが、此れは「立売堀」。実際に行った事も無い此の地名、何で正しく読めたかと言えば・・・。
子供の頃、父が見ていた事から一緒に見る様になり、滅茶苦茶嵌ったドラマ「どてらい男」(http://blog.goo.ne.jp/giants-55/e/38637922d3ecd3161c1be20c737dada7)の舞台が立売堀だったからです。「イタチボリ」という“音”が強く印象に残り、後になって原作(著者:花登筺氏)を読み、「立売堀」と書く事を知りました。「小説は1回読んだら、2度は読まない。」という自分が、例外的に何度か読んだ作品の1つで、今でも大好きです。
非常に勉強になりました。有り難う御座います。