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「米人気ユーチューバー、富士の青木ヶ原樹海で自殺遺体の動画投稿 批判殺到で謝罪、削除」(1月3日、産経新聞)
動画投稿サイト「ユーチューブ」に動画を投稿して広告収入を得る「ユーチューバー」として若者に人気の米国人男性ローガン・ポール氏が、富士山の北西、山梨県の青木ヶ原樹海で自殺したと見られる遺体の動画を投稿して批判が殺到し、謝罪に追い込まれた。動画も削除した。米メディアが2日報じた。
ポール氏は富士山麓の樹海を仲間と散策した際に、首を吊って自殺したと見られる遺体を発見。一部始終を撮影した動画を、ユーチューブに一時投稿していた。批判を受け、ツイッターで謝罪した上で、「自殺防止の意識を高め様とした。」等と釈明した。
ワシントン・ポスト紙によると、ポール氏のユーチューブのチャンネルは、10代の若者を中心に約1,500万人の登録者が居る。青木ヶ原樹海は富士山麓の北西、山梨県富士河口湖町と鳴沢村に跨がる約3千ヘクタールの原生林で、自殺者が多い事でも知られている。
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自殺者と思われる遺体の動画を投稿したのは「自殺防止の意識を高め様とした。」というのが動機だそうだが、「そんな嘘が、良く言えるなあ。」と思ってしまう。「過激な動画を投稿する事で多くの視聴者を呼び込み、広告収入を増やしたい。」というの動機なのは、明々白々ではないか。申し訳在りません。」と謝罪すれば良いのに、こういう妙な言い訳は苛立たしいだけだ。
自分は知らなかったけれど、ローガン・ポール氏なる人物、人気ユーチューバーの1人なのだとか。彼のチャンネルを登録している人数は約1,500万人という事で、此れは東京都の人口よりも多いのだから凄い。22歳の彼はユーチューバーとして、年間約11億円も稼いでいるとか。
「昨日迄は誰も知らない一般人が、一夜にして世界中の人気者となり、そして莫大な金を稼ぐ。」、そんな事が起きてしまうのがユーチューブの世界。だからこそ、多くの視聴者を呼び込む為に、過激な投稿をする人間が増加している。不謹慎極まり無い行為や違法行為を投稿する馬鹿が、此れからも出て来る事だろう。
日本は、観光地として、近年人気があるようですが、都会ではなく、地方の自然や景勝を愛するかと思いきや、これは無い、と思います。
SNSの時代で、自由が氾濫しているからこそ、こうした自由の履き違いもあるのでしょうが、有名ユーチューバー、という事で、こうした自由人を、国が裁けないのもどうかと思います。全てが、売名につながる世界は良くないと思います。
こういう輩って旅先だけでは無く、自国でも似た様な事を遣りそう。ネット上に書き込まれていた情報なので真偽の程は不明ですが、此の彼は自国でも警察とトラブルを起こした過去が在るみたいですし。
「自由の履き違い」、此れは本当に困り物ですね。「自由」とは、先ず「義務」を完全に全うした上で、法に抵触しない範囲で、且つ他人様に迷惑を掛けない事が満たされない限り、行使してはいけないと思います。又、「全てが売名に繋がる世界は、良くないと思います。」というのは全く同感。好い加減な人間ですから、自分も売名行為自体を100%否定する気は無いけれど、全ては肯定出来ない。社会の構成員で在る以上、絶対にしてはならない事柄って、間違い無く在る。