以前にも取り上げた「AERA」の「都市伝説探偵団」だが、1月17日号のそれは「鶏(ニワトリ)は3歩歩くと忘れる」だった。「鶏は3歩歩くと、覚えた事をすっかり忘れてしまう。」という都市伝説の真偽を検証した内容。
宇都宮大学農学部生物生産科学科の杉田昭栄教授は、「生きる為に必要な事は忘れない。水飲み場や餌場は3歩歩いても忘れない。この伝説は生物学的には嘘。」としている。
又、生物心理学の第一人者である慶応大学の渡辺茂教授は、「遅延見本合わせ」方法で成鳥の記憶に付いて調査を行なってる。この方法は、最初に鶏に見本を見せて、一定の時間の後に二つの見本を見せ、最初に見せた物を正しく選べるかどうかで記憶力を判断する。結果としては、鶏は30秒後でも記憶を保ち、正解を選ぶ事が出来たという。
これは短期記憶と呼ばれるもので、人の場合も20~30秒を要し、鶏と人間では記憶力に大差が無いという結果が出たのだとか。人間の記憶力が良いと思われるのは、頭の中で繰り返し記憶する事で、短期記憶が長期記憶に変ずるからなのだそうだ。
「鶏が物を忘れる。」とか、「鶏は恩を忘れる。」と言われる様になった理由に付いて、杉田教授は次の様に語っている。
「生きる為に必要な事以外は覚えないだけ。生活の事にしか、関心を示さない。飼い主=餌とは覚えても、恩なんて感じない。そういう事には無頓着。」
賢いと言われる烏(カラス)*1であれば、目的を達する為に媚を売るが、鶏は餌を貰う為に媚を売ろうと迄は関心が向かないのだそうだ。つまり、鶏は忘れるのではなく、「覚える気が無い」し、「余計な事を覚える必要が無い。」というのが本当の所らしい。
近年、他者との関係を絶ち、己の事以外に関心を持とうとしない人が増えていると聞く。他者とのコミュニケーションが上手く図れない人間が多くなっている要因も此処に在る。この事は若い層に限った事ではなく、老若男女問わずと言っても良いかもしれない。
生きて行く為に最低限必要な事以外には全く関心を示さないという鶏と、これ等の人々との間にどれ程の差異が在ると言うのだろうか。
*1 烏(カラス)は約700gの身体に対して10g程の脳を持っているが、鶏は1kgの身体に対して脳は3gしかないのだそうだ。知能レベルの差は、「大雑把に言って、チンパンジーと羊程の差が在る。」(渡辺教授)との事。
宇都宮大学農学部生物生産科学科の杉田昭栄教授は、「生きる為に必要な事は忘れない。水飲み場や餌場は3歩歩いても忘れない。この伝説は生物学的には嘘。」としている。
又、生物心理学の第一人者である慶応大学の渡辺茂教授は、「遅延見本合わせ」方法で成鳥の記憶に付いて調査を行なってる。この方法は、最初に鶏に見本を見せて、一定の時間の後に二つの見本を見せ、最初に見せた物を正しく選べるかどうかで記憶力を判断する。結果としては、鶏は30秒後でも記憶を保ち、正解を選ぶ事が出来たという。
これは短期記憶と呼ばれるもので、人の場合も20~30秒を要し、鶏と人間では記憶力に大差が無いという結果が出たのだとか。人間の記憶力が良いと思われるのは、頭の中で繰り返し記憶する事で、短期記憶が長期記憶に変ずるからなのだそうだ。
「鶏が物を忘れる。」とか、「鶏は恩を忘れる。」と言われる様になった理由に付いて、杉田教授は次の様に語っている。
「生きる為に必要な事以外は覚えないだけ。生活の事にしか、関心を示さない。飼い主=餌とは覚えても、恩なんて感じない。そういう事には無頓着。」
賢いと言われる烏(カラス)*1であれば、目的を達する為に媚を売るが、鶏は餌を貰う為に媚を売ろうと迄は関心が向かないのだそうだ。つまり、鶏は忘れるのではなく、「覚える気が無い」し、「余計な事を覚える必要が無い。」というのが本当の所らしい。
近年、他者との関係を絶ち、己の事以外に関心を持とうとしない人が増えていると聞く。他者とのコミュニケーションが上手く図れない人間が多くなっている要因も此処に在る。この事は若い層に限った事ではなく、老若男女問わずと言っても良いかもしれない。
生きて行く為に最低限必要な事以外には全く関心を示さないという鶏と、これ等の人々との間にどれ程の差異が在ると言うのだろうか。
*1 烏(カラス)は約700gの身体に対して10g程の脳を持っているが、鶏は1kgの身体に対して脳は3gしかないのだそうだ。知能レベルの差は、「大雑把に言って、チンパンジーと羊程の差が在る。」(渡辺教授)との事。
「鶏は3歩歩くと、覚えた事をすっかり忘れてしまう」
これって都市伝説だったのか・・・唖然!
都市伝説って、よくある口裂け女や、ベットの下の男などの怖い系の話だと思ってました。
しかしこんな当たり前の話が都市伝説・・・AERAもネタ切れ?かどうかはさておき。
事実無根なら全部都市伝説になると言うのだろうか。そんな話掘り返したらいくらでもありそうですが(:^o^)
例えば・・・?
怖い系の話じゃないと心に残らないのか思い出そうとしたけど、思い出せなーい!
いや、あった「忍者は成長の早い植物を育て毎朝それを飛び越えてジャンプ力をつけた。」
たしか成長が早すぎて・・・
ちょっと・・・違うかな。
何かありそうだけど、まじ忘れてる、記憶の海に沈没しました(TT)
考えてるとマーフィーの法則見たいな話に?
みのもんたが紹介した食材は翌日スーパーから消える・・・事実?
お粗末さまでした。
狭い鶏舎の中で、ただ卵を産み落とすために生きていられる。
カラスのような知能があったら、ストレスで死んでしまうんじゃないですかね。
鶏が幸せなのか、カラスがいいのか?
元記事が非常に興味深い内容だったの取り上げましたが、アドヴァイスに深謝です。
今後とも、何卒宜しく御願い致します。